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☆20
***** 佑真・side *****
『ただいまー。』
『おじゃましまーす。』
返事がない。
蓮のお母さんは いないみたいだ。
ちょっとホッとして、
蓮の部屋に入るや否や
後ろから蓮に
ギューッと抱きついた。
『へへ。やっと2人きり ♪ 』
『佑真・・・・』
蓮が くるっと向きを変えて
正面から俺を抱きすくめる。
こうやって、しばらく
抱きしめあって、
軽くキスを交わして
っていうのが いつもの俺たち。
なんだけど。
『・・・・・・・/////』
今日はキスが長い。
抱きしめる力が強い。
ヤ、ヤバ・・・・・///
は、は、恥ずかしいっ////
息も苦しくなってきて
グッと蓮の体を押すと
すぐに蓮の体は離れた。
でも・・・間近で見つめる
蓮の眼差しは真剣そのもので
体がすくんで動けなくなって・・・
『佑真・・・・・』
形のいい唇で
低い声で名前を呼ばれ
また 唇を塞がれた。
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