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☆26

***** 佑真・side ***** ☆ ☆ ☆ 『ふーん。なるほどね。』 『俺・・・・・どうしたらいいんだろう・・・』 蓮のつらそうな顔を思い出して 肩を落とす。 どうしたらも なにも 受け入れられたら それが1番いいんだろう・・・けど けど・・・・・・出来る気がしない。 だから いつも、そこで 止まってしまう。 同じところでぐるぐる回って そこから進めない。 どうしたらいいんだろう。 俺は・・・どうしたらいい? すがるような思いで 孝之介を見ると 『うーん。まあ、何にもしなくて いいんじゃない?』 孝之介から返ってきたのは 予想外の答え。 『・・・・・・・・・・え?』 何にもしなくても・・・・いい? 何にもしなくて・・・・ 今のままでいい、って事・・・・? なんで? どういう事? 『だって、佑真がどうこうっていうより 蓮が暴走しただけでしょ?』 『・・・・・・・・・え?・・・・・いや・・・、え?』 そうだっけ? そう・・・なの・・・・? 『まあ、佑真も悪いと思うけど。』 『・・・・・・・あ。や、やっぱり・・・・・・・! 俺が・・・・・逃げちゃったから?』 『いや、そーじゃなくて。』 『・・・・え?』 違うの? なんなんだよ! 訳が分からず、頭を抱えていると 孝之介は やれやれって感じで 大袈裟にため息をついてみせた。 『あのね? 俺だって、好きな子に 2人きりになった途端 抱きつかれたら その気になると思うんだよねー。 』 『え・・・・・・・・』 『佑真は純粋に嬉しくてとった行動だろうけどさ 受けとる側によっちゃ、スる気 満々!? 1歩先に進んでも OK!?───って サインにも 取れるんじゃない?』 『・・・・・・・・・・・・っ////!!』 『据え膳食わぬは男の恥、ってね。 特にエロい事しか頭にない短絡的なヤツは そういう思考に走ると思う。』 『・・・・・・・・あ/////』 言われて気づいた。 (エロくて短絡的は引っ掛かるけど とりあえず置いといて) そういえば・・・・・ 蓮の暴走?の前までは 2人きりになった時、蓮に 抱きついたり べたべた くっついてたりしてたのは 俺の方・・・・かもしれない。 つまりは、俺が・・・・ 蓮の暴走スイッチのボタンを 押してしまったって事・・・?? って事は・・・・ やっぱり俺のせいじゃん!!

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