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*** 大和・side *** 「ここからは大人の話だから」 と、部屋から出るように言われた俺たちは 圭の部屋に行くことにした。 部屋から出る直前、お義父さんが ニヤニヤ笑いながら俺に言う。 『2人きりになったからって、 変な事すんなよ?青少年♪』 『・・・・・・・・////////っっ!な・・・っ?!』 な、な、なんちゅー事を・・・・ この人は(クソおやじ)・・・・!! 『そうよー。 やらしい事すんじゃないわよ?大和♪』 『・・・・・・・・///////っ!か、母さんまで!?』 『ははは。若いからなぁ♪ ガマン出来るか?大和♪』 『・・・・・・/////っっ!・・・・と、父さん・・っ・・・!』 も、もうっ・・・!! なんなんだっっ!コイツら・・////!! 膝から力が抜けて 崩れ落ちそうになる俺。 認めてくれてるのは有り難いけど ここまでオープンなのは どうなんだろうか・・・・・。 『あ・・・あのぉ・・・』 そこへ、ずっと黙ったままだった圭が おずおずと声を発した。 『あ!あらやだ!ごめんね~、圭くん。』 浮かない顔の圭に気づいた母が 慌てて圭の方に向いてパタパタと顔の前で手を振る。 『あ、いえ・・・・というか・・・あのぉ』 『あはははっ!な、なぁに?』 『やらしい事ってなんですか?』 『え?』 シ────ン。 場の空気が凍りつく。 『えっとぉ、あの、あのね・・・・』 焦る母親。 助けを求めて、父さんを見るけど 父さんはサッと目を反らした。 万事休す。 母さんは、なにも言えず俯く。 『ははは!圭は知らんのか! 親が居るときにエッチすんなよって事だ!』 『─────────っっ////!!!』 お、お、お、 お義父さ───────んっっっ!! だから!アンタは オープン過ぎるんだってぇぇ!! ハラハラドキドキしながら圭を見れば、 圭はまだ 訝しげな顔のまま・・・ 『あのね?お父さん・・・・。 男同士でそんなこと、出来る訳ないでしょ?』 ────と、 衝撃の爆弾を投下した。

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