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*** 大和・side *** ☆ ☆ ☆ そんなこんなで、やっと来ました 春休み~♪ 待ってる時間がめっちゃんこ 長かったーっっ! でも春休み、始まったせーっっ! いえーいっっ! 『お義父さん! 今日から お世話になりまっすっっ!』 裏口の玄関から声をかけると すぐにお義父さんが出てきた。 ・・・圭を押し退けて。 『おー。青少年♪ 来たか。』 『や、大和くん・・いらっしゃい・・っ/////』 圭も負けじとお義父さんの体をずらすように 俺の前へと出てきてくれて。 その一生懸命な感じがなんというか・・・ 『圭~っっ♡♡』 かわいいっ♡♡ 『お、おはよ・・・///』 『おはよーっ!!』 あーっ! かわいいっ!かわいいっ! ギューって、 おもいっきり抱きつきたーいっっ!! 『青少年・・・抱きつくなよ? ガマン ガマン。』 『・・・・・・・はっ!っっ////////!! 』 お義父さん・・・・ 手が出てた訳でもないのに 心の中で思っただけなのに 何で分かったんだ・・・・・! 『ほれ。来い。 青少年の部屋、用意したから。』 『え?』 俺の・・・・部屋? 俺の部屋? 『え。なんスか?それ・・・??』 聞くと、お義父さんがピタッと足を止めて ギロリと俺を睨んだ。 『お前・・・・圭と一緒の部屋に寝る気か?』 『・・・え?違うの?』 てっきりそうだと思い込んでた俺。 戸惑っていると、お義父さんが俺を見て 意地悪そうに ニヤリと笑った。 『うははー。残念だったな! こっちだ!来いっ!』 えー! 違うのかぁ・・・ や、というか、お義父さん・・・・ 何で嬉しそうなの・・・? 『・・・ごめんね?なんか、お父さん 昨日から はりきっちゃってて・・・』 『へー、そうなんだ・・・・』 まぁ、泊まらせてもらう以上 言うこと聞くしかないかな・・・。 残念だけど。 かなり、残念だけど。 すっげー残念だけど! とりあえず黙って、ついていく事に しよう。

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