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翌日、目覚めたらとんでもないだるさに襲われた。催眠が解けてからすぐ走ったからだろうか、なんだか熱っぽくもある。 くっそ、生活に支障をきたすってコレかよ...。 俺は這いつくばるように布団から出た。 憂鬱だ。学校に行きたくない。 学校に行くと、クラスで必ず緒方に会う。席も近い。できれば見たくもないのに。 体がだるいから休もうと思えば休める。そういう考えが頭をよぎったが、昨日も言ったとおりテストが近いのでそんなことは言ってられない。俺、根は真面目ボーイだから。 親が用意してくれた朝食のロールパン。温めて食べるのが1番好きだが、牛乳と一緒に流し込む。 せめて、登校時間は彼と被らせたくない。 そう思っていつもより早めに家を出た。 * 幸いなことに登校時間は緒方と被らなかった。それどころか現在はもう終わりのHRだが、それまでアイツは絡んでもこないし目も合わしてもこない! 流石に友人にあんなことをして後悔したか!反省しろ!反省して自分を恥じろ! 昨日あんな事があってから俺は動揺していた。彼が俺のことをどう思っているのかがわからなくなったからだ。そして俺は怒っている! 彼が反省した後謝ってきたら、普通に許して、普通に今までと同じように過ごすつもりだった。昨日のことをなかったことにするつもりだった。何より俺は、今までのように友人として彼と過ごしたかったのだ。 今日の彼の様子を見ていると謝ってくるのも時間の問題だと思った。内心嬉しかった、が自分から彼に近づこうとは思わなかった。 俺はHRが終わった後、机の上に参考書を出して緒方が謝りに来るのを待った。

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