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...集まったのは男2人、女3人であった。
聞いてない。俺はてっきり俺と緒方と林の3人だと思っていたから。こんなの絶対謝ってくれるわけないじゃん!
林を除いた女2人は、林の友達であるようだ。しかし彼女らは明らかに緒方目当て。リア充もこわいけど女子も相当こえーよな。
勉強の席はまるで合コンのように男女が向かい合って座らされた。自然と俺と緒方が隣合う。
...予想外に気まずい!!!
気まずさを感じる俺をそっちのけで緒方と女3人は数学やら物理やらややこしい問題を解き始めた。
俺は1人静かに英単語帳を開ける。
*
何時間経っただろう。
他の4人は難しい問題が1通り終わったみたいで、今は易し目の問題を解いているらしい。
英単語帳はユニット7から11まで進んだ。なかなかの進みだ。全部俺の脳に入ってるかはわからないけど。
英単語に印を付けようと、そこら辺に置いておいたボールペンを手探りで探す。しかしそれらしき物は手に当たらない。
ん?あれ?どこいったんだろう。
英単語帳から目を離すと、俺のボールペンを手に持った緒方が見えた。恐らく転がっていったのだろう。
「これ、誰の?」
女3人は「私のじゃない」と首を横にふる。
最悪だ。こんな形で俺から話しかけなきゃいけないだなんて。
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