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第20話  指、3本※

「ほら、2本目」 と、龍ヶ崎がむりやり、オレの薬指をお尻の穴に入れてきた。 「やっ…」 「ほぐれないよ、動かさないと?」 龍ヶ崎が覆いかぶさってくる。 胎内にはオレの中指と薬指。 きちきちに狭くて指が動かせない。 それに、龍ヶ崎の体が重い。 素肌が密着しているから、体が熱い。 「もっと奥に。深く入れなきゃだめだよ」 と、耳元でささやく龍ヶ崎。 ふだん聞くことのない甘い声。 オレの心拍数が一気に早まった気がした。 「もうっ…抱けよ」 「……抱かれたくないくせに」 「あっ…んんっ!」 龍ヶ崎がお尻の穴に指を入れてきた。 一気に奥まで入られて、息がとまりそうになった。 オレの指が入ったままだから、3本もくわえてしまった。 「龍っ、が崎ぃ…痛い…」 「指だけで痛いんだったら、僕のは入らないよ。よくなるまで、いじらなきゃ」 「うあっ…んうっ……」 オレの穴に入っている龍ヶ崎の指が動いた。 「悠人も指を動かして」 「いやぁ…」 いつまでたっても、オレは指を動かせないから、龍ヶ崎の指が穴を広げていく。 「…はっ、あんっ」 龍ヶ崎が自分の指を抜いた。 穴がけっこうひろがったから、だと思う。 中に入ったままの指を抜こうとしたら、 龍ヶ崎がオレの手首をつかんできた。 その手を動かしてきた。 オレの中に入ったままの指が出入りさせられている。 「は、放して……あっんんんっ」 足を大きくひろげられ、手の動きが速くなった。 「りゅ…っ……」 「なに?」 「もう…い、からぁ……」 龍ヶ崎にひっくり返され、 「まだ、ほぐれてないよ?」 と、龍ヶ崎に真上から言われた。 オレの手をつかんで、体内からオレの指を引き抜いた。

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