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第26話 ドMじゃないっ!※
龍ヶ崎に勢いよく押し倒され、ベッドのスプリングがはずんだ。
「悠人はさぁ、愛撫されるの、苦手だよね。気持ちいいのは、もっとダメで」
と、龍ヶ崎。
オレの唇を、龍ヶ崎がなぞった。
「でも、快楽にとても弱くて。そして、痛くても感じるマゾだし」
と、龍ヶ崎。
痛いのが気持ちいいなんて性癖は、龍ヶ崎に抱かれるようになってから、わかったこと。
「……マゾじゃない」
「じゃあ、僕限定のMちゃんだね」
「おまえがサドなだけだ」
「たしかに僕がサドなのは認めるよ。悠人もさぁ、そろそろ認めなよ? 僕たちの体の相性がすごくよいの、わかってるでしょう?」
ちんこをいじられれば、誰だって、気持ちがよいし。
「……よくない」
と、オレ。
「ほんと、そう思ってるの?」
「……だ、抱かれるのは、龍ヶ崎だけだから。……相性なんて、わかんないよ」
龍ヶ崎が瞠目して、
「……あんたって、やっぱり最悪だな」
と、言いはなった。
「えっ? ちょっ……」
龍ヶ崎に左足を抱えられ、体の中を開かれていく。
「いたっあぁ、んんんんっ……」
痛みのため、涙がだあ~っとあふれてきた。
アソコは指でほぐして、ひろげたけど。
いきなりは、痛いってばっ!
「……りゅうっ、一回、抜いて。ローション使っ……」
「して、って誘ったのは、あんただよ」
「だってぇ…痛いしぃ。りゅうの、おっきくて、入んない……」
「……煽りすぎ」
「えっ? そん…なん、してない」
「力、抜いて。奥まで入らないよ」
力の抜き方なんか、わかんない。
「おまえの、抜けっ……ぐあっ!」
龍ヶ崎のアレが力まかせに、奥にわけ入ってきた。
泣きたくないのに、涙がぽろぽろと流れていく。
「大泣きしてるのに、ちんこは萎えないんだね。ほんと、ドM」
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