オレのアレを龍ヶ崎がつかんで、いじってきた。 「あぁっ…」 こすりあげられて、 「やぁ…ぅん……」 甘ったるい声が、ひっきりなしに出てしまう。 「泣きながら喘ぐなんて、器用だね」 と、龍ヶ崎。 「いやああぁ！」 ぐいっ、とさらに体の奥に龍ヶ崎のが入ってきた。 「痛っ……」 体の中、深いところに入り込んだモノに恐怖しか感じない。 「痛い？　いつも最奥まで咥えこんでるよ」 と、龍ヶ崎。 オレの顔に近づいて、 「あぁ、ごめんごめん。ここまで入れるのは、もっと乱れて、わけわからなくなってからだっけ」 と、龍ヶ崎はオレの目頭を流れる涙を舐めてきた。 「悠人でも、さすがに萎えちゃったかぁ」 オレのアレをしごいていた龍ヶ崎の手が、 「いやあ…」 先っほを割り開いてきた。 痛い痛い痛い痛い。 「泣きすぎ」 と、龍ヶ崎。 おまえが泣かしてるんだろーが。 言ってやりたいのに、言えない。 口から出るのは、すすり泣きだ。 「処女みたいな反応されると、萌えるな」 と、変態の龍ヶ崎。 オレは泣かれると、萎える。 『嬉し泣きです』 なんて、泣き笑いされると、悶えちゃうけどね。 オレと龍ヶ崎の間には、越えられない壁があった。 性癖の違いだ。 性の不一致。 性格の不一致と同様に離婚原因の上位だ。 だ、か、ら、オレたちは長続きなんてしないんだよ。