龍ヶ崎はキスをしながら、オレの腰をつかんで、動かしてきた。 されるがまま、体をゆすられた。 しめった淫猥な音が、口以外からも聞こえてくる。 くちゅり、ぐちゅ、くちゃり。 オレのアレが、オレらの腹の間でこすれて、出している音で。 とろけちゃうようなキスをあたえられて、下半身の欲があふれそうになった。 でも、こすれるだけじゃ、どうしても決定的な興奮はおこらなくて。 もっと刺激が欲しくて、手で自分のアレをにぎった。 ヌルッとすべるくらい育ちまくって、イく寸前のMAX状態。 「うんっ……んんんん…っ……」 自分でしごいても、甘い声がでる。 くちゅ、ぐちゅ、くちゃ。 せわしない粘着質な音が大きくなった。 我慢汁で手がねちゃねちょに汚れる。 なさけない、とか、恥ずかしい、とか。 そんなことを思うことはなく。 ていうか、もうすでに、そんな思考が出来ない精神状態で。 気持ちいい。 もっと、気持ちよくなりたい。 キスの角度が変わったときに、 オレから口を離して、 「…りゅ…う……」 自分の甘ったるい声に驚いた。 龍ヶ崎が抽送をとめて、 「ん？」 と、オレをみつめてくる。 自分のありえない声よりも、龍ヶ崎の優しげな目のほうに、うろたえてしまった。 「……イ…きたい」 と、言ったら、 「早いよ」 と、言われた。 でも、 「…もう、ムリ……イかせて。りゅ…う……」