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第41話 いつになったら夕御飯にありつけるのか
「まだたんない?」
と、龍ヶ崎。
「……もうじゅうぶん」
ポ◯リのおかけで喉の渇きは解消された。
今度は体内にある白いのを出して、なぶられたけど吐き出せなかった熱をおさめたい。
龍ヶ崎の胸に手をあてて、体を押しのけた。
けど、腕から抜け出せない。
「放して」
と、オレ。
「どこ行くの?」
「シャワー」
「あとで、て言ったでしょ」
「オレにはいまなの。夕御飯も食べに行きたいし」
「いつも食事はルームサービス取ってるのに。どうして今日は食堂に行きたいの?」
と、きつい口調の龍ヶ崎。
「……いつもは夕御飯食べてからだったよ」
「これがいつもになるんだよ。悠人の提案でこうなったんだから。週末は全部僕にくれるんだろ?」
かなり曲解されているよ。
『ほぼ毎日エッチするのは体に負担がかかって、欠席ぎみになるから、龍ヶ崎に週末だけエッチするようにして欲しい』
と、頼んだのだ。
「それに、そんな物欲しそうな顔をみんなに見てもらいたいの? 悠人は露出狂もあるんだ」
「あるわけないだろっ」
どんな顔だよ……。
裸で歩くわけじゃないのに、なぜに露出狂呼ばわりされるんだ?
……あぁ、いま、オレ、真っ裸。
ヤった後だから、裸なのは仕方がない。
龍ヶ崎の部屋では服を着ているときの方が少ない気がするし。
「立てるし歩けるし、遠慮はいらないね」
と、龍ヶ崎に抱えられてベッドへ連れていかれた。
龍ヶ崎が遠慮したことなんてあったのか?
押し倒されたシーツの横には飲みかけのペットボトル。
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