41 / 67

第41話 いつになったら夕御飯にありつけるのか

「まだたんない?」 と、龍ヶ崎。 「……もうじゅうぶん」 ポ◯リのおかけで喉の渇きは解消された。 今度は体内にある白いのを出して、なぶられたけど吐き出せなかった熱をおさめたい。 龍ヶ崎の胸に手をあてて、体を押しのけた。 けど、腕から抜け出せない。 「放して」 と、オレ。 「どこ行くの?」 「シャワー」 「あとで、て言ったでしょ」 「オレにはいまなの。夕御飯も食べに行きたいし」 「いつも食事はルームサービス取ってるのに。どうして今日は食堂に行きたいの?」 と、きつい口調の龍ヶ崎。 「……いつもは夕御飯食べてからだったよ」 「これがいつもになるんだよ。悠人の提案でこうなったんだから。週末は全部僕にくれるんだろ?」 かなり曲解されているよ。 『ほぼ毎日エッチするのは体に負担がかかって、欠席ぎみになるから、龍ヶ崎に週末だけエッチするようにして欲しい』 と、頼んだのだ。 「それに、そんな物欲しそうな顔をみんなに見てもらいたいの? 悠人は露出狂もあるんだ」 「あるわけないだろっ」 どんな顔だよ……。 裸で歩くわけじゃないのに、なぜに露出狂呼ばわりされるんだ? ……あぁ、いま、オレ、真っ裸。 ヤった後だから、裸なのは仕方がない。 龍ヶ崎の部屋では服を着ているときの方が少ない気がするし。 「立てるし歩けるし、遠慮はいらないね」 と、龍ヶ崎に抱えられてベッドへ連れていかれた。 龍ヶ崎が遠慮したことなんてあったのか? 押し倒されたシーツの横には飲みかけのペットボトル。

ともだちにシェアしよう!