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第46話 オレたちはエッチでしかコミュニケーションとらなかったんだけど
教室内では、龍ヶ崎とはからみはなし。
セフレになって2カ月半、そういう関わり方をしていた。
たまに昼休みや放課後に、人気のないところで、こっそりと二人で校内エッチしたけど。
龍ヶ崎がオレを教室内でもかまいだしたのは、風紀委員長がわざわざ教室内のオレの元にやってきた翌日から。
つまり、先週の水曜日からだ。
三日間、昼休み以外の休み時間には、オレにまとわりついてきた。
放課後は一緒に風紀委員室に向かったし、下校時も一緒。
でも、学園や寮の食堂には行ってなかった。
だからなのか、
龍ヶ崎と寮の食堂での朝食。
まぁ、目立ってた。
風紀委員活動をするようになってから、龍ヶ崎とともに行動するようになったけど、食堂で食事をするのは初めてのこと。
登校までのあわただしい時間帯なのに、行き交う人達に立ち止まって振り返られたことが何回もあった。
オレの歩調にあわせて、龍ヶ崎がゆっくりとよりそって歩くから、いたたまれない気持ちになった。
もう開き直って、のんびり朝食をとって一緒に登校した。
教室に入ったときに、すでに登校していたクラスメイトがいっせいに見てきた。
龍ヶ崎とは無言で離れた。
自分の席につく前に、龍ヶ崎の方を見てしまった。
すでにイスに座っていた龍ヶ崎には、すぐに取り巻きがまとわりついていた。
いつも龍ヶ崎のまわりには、きれいどころやかっこいいどころが群がっていて、華やかで派手な集団になっている。
オレが席についたら、前の席の野間が振り返ってきて、話したのがさっきだ。
龍ヶ崎との朝食や同伴登校にていて、野間や護はふれてこなかった。
きっと、あとでそのことにていて、つっこまれるはずだけど。
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