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部屋に入るなり裸に剥かれ、手錠で繋がれた。
乱暴に見えても彰広は透が傷付くことのないように、しつこいくらいに後ろを濡らして念入りに解した。
あまりにもしつこい前戯に息も絶え絶えの透の顎を掴んで視線を合わせて、初めて犯す前に彰広は言った。
「俺を見ろ、透。 俺がお前の初めての男だ」
「!!」
彰広は強引に突っ込んだりはしなかった。時間をかけて、透の体の奥へ奥へと男根を埋めていく。
男性同士のセックスが初めての透の顔を、処女のアナルを犯されてゆく透の表情を、食い入るように彰広は見つめた。
体だけでなく、彰広の視線に心まで犯されているようで、逃げ場の無さに透は追い詰められていく。
「……あぁ……くっ!!」
彰広の男根を透のアナルが奥深く咥えこむまで、目を反らすことは許されなかった。
彰広と視線を絡ませたまま、最奥まで貫かれた。
───それから三日間。
この部屋から出ることは叶わず、透は彰広に抱かれ続けている。
「あっ……あっあっ……いやぁ、もっやめ…ああ!!」
透は後ろ手に縛られ、腰だけを高く上げた獣の体位で後ろから犯されていた。
「なにが嫌なんだ。こっちはガチガチになってるじゃねぇか」
前に回した手で透自身を掴み上下にしごかれて、ヒッと息を呑む。
繋がったまま彰広に抱き起こされ、背面座位で抱きかかえられて、自身のペニスがトロトロといやらしい汁を垂れ流しているのを見るよう強要される。
透は羞恥に死んでしまいたいくらいだったが、その羞恥すらも興奮を高めるスパイスになっていた。
「舐めろ」
彰広は先走りの蜜で濡れた指を、透に咥えさせて命令する。
「ふ、んむぅ……」
抵抗する気力も無く、素直に指をしゃぶれば「いい子だ」と褒められた。
こんな状況でも彰広に褒められると嬉しかった。
昔から彰広は男からも女からも人気があった。そんな彰広が自分といるのを選ぶことが透は密かに嬉しかったのだ。
「こうされるのが好きだろう?」
後ろから膝を抱えられ、大きく股を開いた幼児のような恥ずかしい体位で揺さぶられる。
「……あっ……は、ああ!」
「言えよ……透」
掠れたセクシーな声で囁かれ、耳をしゃぶられれば、透の唇は彰広の望む言葉を紡ぐ。
「あぁっ、好き……っ!」
「……俺が好きか?」
「……好き……彰広が、好きだ……あっ!」
もういっそ……このまま彰広に支配されていたい。
三日前までは平凡な日常に満たされていたはずの透だったが、今は彰広に奪い尽くしてほしいとさえ願っていた。
「透、もっと俺に犯されたいか?」
「あ……ぁあ、して……もっと……俺を犯してくれッ!───あぁッ!!」
再びベッドに伏せに倒され、激しく犯される。結合部からいやらしい音が絶え間なく響いた。
「あっ、あ……ああああ───っ! はっ、はぁ! あっ! あっ!! あきひろぉ!」
「……ッ!!」
彰広は透の最奥に叩きつけるように、熱い欲望の飛沫を吐き出した。その熱に透の肌が粟立った。
「透、透……っ!」
彰広の逞しい腕に強く抱きしめられて、切なげに何度も名前を呼ばれた。
快楽の余韻に浸り、彰広の声を聞きながら……透は意識を失った。
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