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震える透からゆっくりと玩具を引き抜く。 縄を解き、両脚を自由にするが手錠は外さない。 ───理由なんか、知らない。 透と彰広は幼馴染みで、子供の頃から誰よりも一緒にいた。 いつの頃からか、彰広は透を性的対照として見るようになった。 セックスに不自由したことのない彰広が、透を陵辱することを想像をして自身を慰めるほどに……。 自分は極道の道を選び、透とは疎遠になった。 らしくもなく、まっとうに生きる透を、自分の碌でもない生き方に巻き込みたくないと思った。 透の方からも、この七年の間に一度も連絡は無かった。 透にとっては、自分はただの幼馴染みにすぎず、「元気でやってるかな」と時折思い出す程度の人間なのだろう。 別にそんなものだろうと思っていた。 あの時までは。 今まで危ない橋は何度も渡ってきたが、本気で死ぬかもしれない、と思うことがあった。 その瞬間、頭に浮かんだのは透の顔だった。 嘘だろう? ママゴトのようなキスを一度だけした相手、この七年一度も連絡をよこさなかった薄情な幼馴染みのことが…… 死ぬ前に、最も会いたいと願う相手だとは……。 そして、七年ぶりに彰広は透の前に現れ、初めて賭けに出たのだった。 「俺を見ろ。透。お前の初めての男だ」 「!!」 ゆっくりと慎重に。 痛みではなく、快楽だけを感じさせるように、透のアナルに男根を埋めてゆく。 「あぁ……あ! やぁ……あ、あきひろっ」 絶望と恐怖と快楽が混ざり合った、透の表情を見逃さなように、貪るように見つめる。 「────ぁあ!!」 時間をかけて、二人はひとつになった。 彰広は安堵のため息を吐いた。透の全てを支配し、手に入れたような気分になったのだ。 「……動くぞ」 「あっ!? やっ、待って!……お願いだから、ぁ……動かな……あぁあ!」 我慢できずに最初から激しく出し入れして透を揺さぶった。ギシギシと安物のベッドが軋む。 「あ───っ!! あっ! あぁ」 「……透ッ! 透ッ!」 無我夢中で貪り、またしてもあっけなく透の中に精をぶちまけた。 「……あぁ、いやだ……あつ、い……は、あぁ」 生まれて初めて中出しされたショックで、透は唖然としていた。 その表情に更に欲情し、射精したばかりの自身の男根が、透の中で再びそそり勃つのを感じる。 彰広は無言で再び抽送を再開した。 「え、 あ! 待っ……いやぁ!……はぁっは、あ! 許して! もう、許してぇ……あっあっあっ───ッ!!」 ぐちゅぐちゅといやらしい音が響く。 泣かせたい。啼かせたい。 透の根元を縛った紐を解き、乱暴に擦りあげた。 「ああっ! ああっ!! ……だめ……だ、めぇ……いやぁあ!!」 「……ほら、イケよ……透。俺にケツを犯されながらイケよッ」 彰広は激しく腰を使って、透を責めたてる。 「いやっ!……そん…なの、やっ……だぁ! あっあっ! やぁああ───ッ!!」 イヤイヤと首を振り、泣きながらよがり狂う透の前も後ろも容赦なく責めて追い詰めた。 「ああ! あっ……いっ!……あ! あぁああ!……うっ、あっ、やぁら……もっ……あっあっあっ!!」 ペニスで透の中のイイトコロを押し上げた瞬間…… 「ひッ……ぃい────ッ!」 「……くっ!!」 彰広の男根を食いちぎるほどに締め上げながら、透は強烈な絶頂に達してしまった。 その締め付けに抗わず、彰広は透のアナルの奥に三度めの射精をしたのだった。
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