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志信5
「いや、いやぁあ……やめて、おねがい……やめてぇえ……あ!」
少し幼い口調で犬塚は哀願の言葉を繰り返したが、竜蛇は容赦なく指を増やしていった。犬塚のアナルは竜蛇の指を美味そうに咥え込む。
「お前の体は俺を求めている。幸人」
「いや……いや……やめて、あ!……ちがう……ゆきとじゃな……あ!」
「汚くなんていない。お前は綺麗だ。これは他の男達とのセックスとは違う」
他の男───その言葉に犬塚が過剰に反応して震えだした。
「やめて……いやだ……あの場所は嫌だ……貸し出さないで……お願いだから」
犬塚の記憶は混乱しており、ペドフェリアの男達にトレードされていた日々を思い出していた。
「そんな真似はしない。俺だけだ。お前を抱くのは俺だ。幸人。俺を見ろ」
「あ……あ……ぃやあ……ッ!」
どんなに嫌がっても、哀願しても、抵抗しても、竜蛇は許してはくれない。
アナルに埋められた指はウネウネと蠢き、犬塚が男を受け入れる準備をしている。そして犬塚も男を求めるように、体が熱く疼きはじめていた。
「俺を見ろ。俺の名を呼べ。幸人」
「いや……いやぁあ……誰……やめて……」
「志信だ。呼べ。幸人」
「し、のぶ……?……しのぶ、しのぶ……ぅあ!」
これ以上は無理だ。できない。今度こそ壊れてしまう。精神の砦をもう守れない。粉々に砕けてしまう。
犬塚は許してほしい一心で、竜蛇の名前を繰り返し呼んだ。
竜蛇は指を抜いて、すぐさま熱い男根を犬塚の蕩けたアナルにねじ込む。
「ヒッ!」
犬塚の身も心も凍りついた。
───いやだ! 汚される。何も知らないのに。
───違う。この体は穢れきっている。この男の言うように淫売だ。
───また男どものオモチャにされる。輪されて、孔を使われる。
帰りたい。家に帰りたい……ッ!
「あっあぁあああ────ッッ!!」
竜蛇の凶暴なまでに滾った男根が一気に犬塚のアナルを貫いた。
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