140 / 151

甘い夜明け3

「は、ぁ……あ!」 犬塚の脚を抱え上げて、竜蛇の舌がアナルまで舐めた。 「やめろっ、しない! 今は……あ」 「わかっている。舐めるだけだ」 「や、あ、あ!」 柔らかくアナルの襞を舐められて、犬塚はそれ以上抵抗できなくなる。ぬるぬると這い回る竜蛇の舌に下半身が蕩けてしまう。 唾液が尻の狭間に垂れていき、犬塚はか細く、甘い声で鳴き続けた。 「あぁあッ」 竜蛇の骨張った中指がゆっくりと挿入される。ぐるりと回すように動き、犬塚の感じる部分を的確に責めはじめた。 「あ! 志信、だめだ……っ」 「駄目じゃないだろう。ほら……」 「ひぁ! あ、あ!」 激しくはないが、濃厚な愛撫に犬塚は降参した。素直に絶頂を求めて、腰を揺らして竜蛇にねだった。 竜蛇は焦らすようなことはせずに口と指で犬塚のペニスとアナルに、犬塚の快楽だけを優先するように奉仕をした。 犬塚は素直に与えられる快楽を受け入れた。 「あ、あぁう、いく……いきたい……あ、志信、志信……!」 「昨夜あれだけ出したのに、またイクのか?」 「言うな……ああ、あ」 「可愛いよ、幸人。俺の口で舐められるのが好きか?」 「うるさ……ッ!」 「俺はお前のをしゃぶるのが好きだ。お前の味も、声も、なにもかも好きだ。愛しているよ」 その言葉に反応するように犬塚のペニスがびくびくと跳ねた。 竜蛇は微笑を浮かべて、犬塚のペニスを強く吸い上げた。 「あっああ! イイ! ……それっ、好きだ、あ、も……あぁああッ!!」 犬塚の言葉に竜蛇の愛撫が激しくなり、犬塚は耐えきれずに絶頂に達した。 ごくりと竜蛇の喉が鳴り、犬塚の全てを飲み干す。自分の精液を飲まれた事にさえ犬塚は興奮してしまう。 「あ、あぁ……はぁ……」 竜蛇はゆっくりとペニスから口を離して、犬塚の腹の上に頭を乗せて目を閉じた。 「お前は最高だ」 「……何がだ」 「何もかもだ」 少しずつ呼吸が整ってきたが、犬塚は動けないでいた。素肌に触れている竜蛇のくすんだ金茶の髪の感触が妙に心地よかった。 だが少し肌寒く感じて、小さなくしゃみをしたら竜蛇が笑って体を起こした。 「愛しい犬に風邪をひかせてしまうな」 「犬じゃない」 「おいで。熱いシャワーを浴びよう」 竜蛇は笑いながら犬塚を抱き起こした。腕の拘束を解かれ、頭からスウェットを被らされてから、犬塚はある事に気付いて聞いた。 「あんたは?」 竜蛇は達していない。見れば僅かに下肢は反応を示している。 「気にするな。今はしたくないんだろう」 「そうだが……」 「ほら、俺はお前のいう事を聞くだろう?」 竜蛇は悪戯っぽく笑って犬塚の頬にキスをした。 ……なら、俺も口で…… そう言いかけたが、やはり言えずに犬塚は黙り込んだ。竜蛇は気付いているのか、いないのか。 「一緒にシャワーを浴びよう」 犬塚をテーブルから下ろして、バスルームへと誘った。

ともだちにシェアしよう!