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長い一夜 12
「凄いな。中がうねってるぞ。これはかなりそそられる」
「や……あ……」
佑月の抵抗も虚しく、須藤のいきり勃った雄は我が物顔で、佑月の窄まりの中へと侵入していった。
「う……あ……イヤ……だ」
佑月の逃げる腰はしっかりと掴まれ、須藤は激しく打ち付けてくる。
「ひぁ……抜い……て……あ」
一度目とは違い、感度が更に上がった。
怖くなった佑月は必死に歯を食い縛る。このまま口を開けば、こぼれるのは悲鳴のような矯声だろうから。
「く……」
「佑月、声を抑えるな」
だが須藤はそんな佑月を許さない。
あの手この手と、容赦なく佑月の理性を壊してくる。
堰を切ったように、佑月を求めてくる須藤を止められるはずもなく、結局声が掠れるまで喘がされた。
そして佑月は二度目を達した直後、直ぐに意識を手離してしまった──……。
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