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いつまでも 12

「あぁ……イクっ……ぁ」  そして今、高められた佑月の欲望は、呆気なく解き放たれ、須藤の喉奥を勢いよく叩く。それを極上の蜜液と言わんばかりに、須藤は旨そうに嚥下する。  その光景はいつも佑月を居たたまれなくさせるが、それと同時にこんな時でしか見れない須藤の淫靡な姿に、悦に入る自分がいたりもした。 「ふ……っ……」  須藤はそんな佑月に見せつけるように、亀頭をぐるりと舐め上げ、鈴口に尖らせた舌を捩じ込んできた。 「んぁ……やめ……まだイッたばかり……」  強すぎる刺激に佑月は立っていられずふらつく。須藤は直ぐに立ち上がると、佑月を支えながらシャワーを止めて、バスタブの(ふち)に座らせようとした。だが佑月はそれを拒み、須藤から少し距離を取る。 「何してるんだ。座れ」  促す須藤に佑月は首を振りながらも、その視線を須藤の陰部へと移した。  狂暴な雄へと変貌を遂げ始めてる須藤の性器。久しぶりに見る猛々しい陰茎に、佑月の後孔はひくりと熱くなった。 ──欲しい……。 「っ……」  一瞬浮かんだ淫らな欲望。激しく抱かれ、乱れる己の姿。それを打ち消すように、佑月は頭を振った。  「これが欲しいんだろう?」  佑月の思考など簡単に見透かされる。そして挑発するように須藤は自身の性器を軽く扱き上げる。ボディソープのぬるつきを利用しているせいで、須藤の指の動きに合わせて卑猥な音が響く。あまりにも扇情的すぎて目を逸らすが、聴覚から犯されて、佑月の腰はズクリと重くなる。 「な、何言ってるんですか……。一週間は駄目だってさっき言ったでしょ」  須藤に背を向けてシャワーのお湯を出そうとしたが、その腕を掴まれ、更に後ろから抱き締めるように閉じ込められてしまう。 「それを承諾した覚えはないぞ」 「なっ……っ!」  後ろへと振り向いた瞬間、須藤に唇を貪られる。もうこうなってしまっては、佑月に須藤を止められる自信はなくなってしまう。  自分だって本当は須藤に抱かれたい。我を忘れるまで、どっぷりと須藤に溺れたい。だがどうしても傷の心配もあり、自分が流されてしまうのはいけないという葛藤があった。

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