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いつまでも 13

「……ん……すど……」  身体は向き合う形にされ、壁に両手を縫い付けられる。喉奥まで犯す須藤の舌は、佑月の口内を隅々まで蹂躙していく。喋る間を与えず、須藤は佑月の恥部に自身の男茎を押し付け、佑月に情欲を灯してくる。  脳天まで突き抜けるような快感。正直言って、やめないで欲しいと思っている。それを証拠に、佑月の腰はしっかりと須藤に合わせるように、快楽を追ってしまっている。  そんな佑月の行為に須藤が気付かないわけがない。 「佑月、壁に手をつけ」  甘く濡れた須藤の声が耳元で囁かれる。長いキスと声のせいで朦朧とする佑月の身体を、ゆっくりと反転させ壁側へと向かせてきた。 「須藤さん……これ以上は本当に……お願い……」 「こんな状態を放っておくのか?」  「大丈夫……あ……んっ」  お腹に付きそうな程に反り勃つ男根を、軽く擦られただけで背中がしなる。 「嘘をつくな」 「いやっ……! あぁ……やめ……」  須藤の長く骨ばった指が、佑月の秘部を軽くノックしてから、ゆっくりと中へと入ってきた。 「自分の身体のことは自分がよく分かってる。それに、俺がどれだけお前に触れたかったか、分かってるのか? ここでやめろと言う方が酷ってものだぞ」 「ぁ……」  自分の声で佑月が感じることを良く知っている須藤は、わざと耳元で低音を響かせてくる。案の定、佑月は須藤の声だけで腰が砕けそうになる。  もう完全に思考は蕩けそうだった。が、それと同時に今の須藤の言葉で、僅かに自分を取り戻した。 『激しい運動は控えて頂くようお願いします』  そして真山の忠告が同時に頭を過る。 「どうした」  佑月の異変に気付いた須藤が顔を覗き込んできた。情欲に濡れた目だが、心配げな須藤の表情。このまま見つめ返すと、きっと佑月はもう引き返せない。直ぐに俯いて、須藤の前で膝をついた。 「おい、佑月?」  須藤には悪いが、今日は自分の拙い奉仕で我慢してもらうしかない。

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