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after story 46

 佑月は自身の人差し指と中指を口に含むと、根元まで念入りに唾液を絡ませた。 「なんだ……まさか自分で解すのか?」 「ほぉはよ……」  〝そうだよ〟なんて言ってみたはいいが、佑月自身、孔に指など突っ込んだことなどない。正直怖い。だけどこれも自分でしなければならないと、妙な使命感があった。 「指見せてみろ」 「あっ、ちょっと」  唾液が飛んで行くほどに強引に口内から佑月の指を抜き、須藤は念入りに指を見ている。 「何してるんですか?」 「爪が伸びてたりしたら怪我をする」 「あ……」  そうかと佑月は改めて須藤の優しさに胸を打たれた。いつも念入りに解してくれるのも佑月が怪我をしないようにとは分かっていたが、そんな細かなところまで気遣ってくれていたのかと、嬉しさそのままに感謝の気持ちを込めて須藤に軽いキスをした。須藤は一瞬驚くも、口端を緩く上げると、佑月の頬を撫でた。 「爪は大丈夫だな。まぁ、一応これを使え」  須藤はナイトテーブルの棚を開けると、小さなビニール製の物を何枚か佑月に手渡してきた。それはコンドームだった。 「ゼリーが付いてる。それを指にはめろ」 「う、うん。ありがと……」  袋を破り、ゴムを指にはめる。サイズが須藤サイズのせいか、かなり大きい。佑月は今一度呼吸を整えると、左手で須藤の雄を握った。擦り上げる毎に粘着質な音が大きくなる。鈴口に舌を尖らせてほじくると、須藤の雄はピクリと反応する。それが嬉しくて佑月は、立派に張ったカリの部分まで頬張った。  気持ちいいと思って欲しい。そんな思いで喉奥まで向かい入れるように、苦しいながらも佑月は須藤のペニスを味わう。そして恐る恐ると自身の秘孔へと指を持っていった。

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