しかも今しがた、佑月の息子は須藤のお腹に擦られ達したところだ。そのせいで中では、須藤の性器の形さえも分かるほどに締め付けている。その須藤は甘い吐息を溢しながらも、更に突き上げてくる。 「あぁ……いや……ダメ……」 　イッた直後は敏感になりすぎていて、少しの刺激も堪らない程の快感が走る。佑月は須藤の首筋でイヤイヤするように頭を振る。が、そんな佑月の背中にも、煽るように須藤の手がスルスルと滑っていく。時折意地悪に胸の先端を掠めていく指に、過剰に佑月の身体が跳ねる。肌に触れる唇と舌、指が今日はやけに淫靡で、自分が本当にやらしい事をしてるのだと、ありありと知らされる。 「ぁ……あぁ……ん……おかしく……なる」 「今夜はとことん乱れてもらう」 　悪魔のような囁きが耳奥へと吹き込まれる。佑月の身体は期待と恐怖とで震える。そして恐る恐るといった風に須藤の表情を窺う。その瞬間佑月は逃げたくなった。 「お、お手柔らかに……ひあぁぁ！」 　逃げようと腰を浮かした佑月は、須藤に腰を掴まれて落とされ、同時に突き上げをされ、目の前に火花が散った。 　そして佑月はベッドに寝かされ、片足だけを肩に担がれ、中を穿って良い場所を責められる。 「ぁんん……あ……」 「ほら佑月聞こえるか？　お前の中は俺のに絡み付いてくるぞ」 「はぁん……やめて……いやだ……」 　須藤はわざと音を大きくするように中を掻き混ぜ、佑月にやらしく聞かせてくる。普段はあまり最中に無駄に喋ることはしないくせに、今日は言葉でも羞恥を煽ってくる。 「そこ……いや……ぁぁ……」 「嘘をつくな。ここは悦んでいる」 「ああぁ！　やぁぁ……」 　広い部屋には、佑月の悲鳴のような嬌声が途切れることがなくなる。須藤の息遣いさえでも、普段よりも興奮しているのが分かるくらいだ。 　優しいのはいつも最初だけ。後は欲しいままに佑月を貪る。何度意識が飛んだかも分からない程に、落ちる度に無理やり覚醒させられては、快楽という深海へと沈められていく。 　初めから飛ばしたら持たなくなると言ったのは誰なのか。それを信じた自分が悪かったのだと、今さら悔やんでも後の祭りであった──。