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  だが、僕の目は輝いていた。その大きい質量のモノはよく知っている。だけど、なんでだっけ? そう思いつつも、僕の目はもう男の男根の形に釘つけだった。づくづくと後孔を突かれる感覚が不意に脳裏によぎって、アレは僕が欲しいと願っているモノだと直感で感じ取っていたからだろう。 早くソレで突いてそう思っているのに、いざ男がソレを僕の蕾に押し当てると、僕の身体に恐怖が舞い降りてきた。解らない感情までが溢れてきて、僕は必死に首を横に振って拒んだ。 当然、男の眉根が潜む。物凄く怖い顔をしたが僕は叫んだ。そして、この男に優しく愛されたいという感情がどんどん膨れあがっていた。 「や、………ひも、………はずじで………!!!」 縛られているのは嫌だといえば、男は解いたら逃げるのだろうという顔で絶対にこの紐を解いてくれなかった。解いてくれないから、なおさら僕はこの男の温もりが恋しくなる。こんなふうにこの男に抱かれたくないと思ったのは、とっさに溢れてきたこの感情のせいだろう。 「は、じで!………やぁ、………やぁ!!」 ガンとして僕が拒み続けるモノだから、とうとう男の方が根をあげた。僕の手足を縛っていた紐をようやく解いて、僕を優しく組み敷く。男は手足にくっきりとついた痣にキスをして、どうにか僕を宥めようとしてくれていた。 だから、この状況で逃げるという選択肢は僕の中にはまったくなかった。なかったのに、僕の身体はその男を突っぱねて逃げていた。男も僕が逃げるとは思っていなかったらしく、しまったという顔をして僕を捕まえようとしていた。 大きな手で僕の腕を掴んで僕を取り押さえようとするが、もう遅い。ソレよりも僕の行動の方が早かったようで、僕はこの男を殴っていた。男は呆気にとられた顔をして、僕の顔をまじまじとみている。 当然である。僕は物凄く怒った顔でこういったのだから。 「ヒモ、ぃやいっだ!おもぢゃ、ぃやゆっだ!どじで、ぎでぐれにゃいの!!」 そして、僕は自ら男の胸に飛び込んでおいおいと泣きだしたのだ。おいおいと泣く僕に男は信じられないという顔をするから、僕は男の胸板を叩いた。 「ヴァが!!ヴァが!!だっぎらい!!」 僕が力の限り叩くモノだから、困惑する男は僕に押し倒される形になって僕の方は男を組み敷くような形となる。上からみおろす形は新鮮で、背徳感が半端ではなかった。 不意に、この男の舌が甘くって熱いことを思いだして、僕は男の唇を無理やり唇を押し当てた。ガツンと歯と歯がぶつかったが、僕は構わず舌を男の口の中に押し入れた。 熱いわたあめのような甘い舌を求めて僕は必死で男の舌に舌を絡めとる。ソレでも足りなくって僕は男の舌に吸い付き、彼の舌に貪りついた。ああ、とても甘いと彼の頭に腕を廻して、もう離さないとしがみつく。 冷えかけていた心がカッと熱くなって、下半身がじゅわじゅわと熱を帯びてきた。お尻の奥までむずむずとしてきて、もう我慢ができなかった。男も気持ちイイのか、男根がガンガンに反り立っていた。赤黒く光る尖端はかりん糖のようで、僕は下の口でソレをくわえようとした。 だが、せっつくから上手くくわえ込めない。そのもどかしさから、早くこの男の男根をくわえて気持ちよくなりたいという気持ちが、どんどんと大きく前にでる。だから。 「………んっ、……ぢんちん、………い、て!!」 恥ずかしげもなくそういって腰を揺らした。この大きなモノが僕に入ってかき混ぜたらと想像するだけで、心が高まる。 僕の言葉に男の手が動いた。跨がった僕の後孔に男根の尖端をゆっくりと宛がって、僕に腰を下ろしてみろと顎を引く。僕は頷いて、ゆっくりと腰を落としながら男の男根を呑み込んでいた。 「………や、………はぁ、っんん、………きちぃぃ」 男根をぜんぶを呑み込んで息つく間もなく、僕はゆるゆると腰を動かしだした。はぁはぁと肩で息を吸って、塞がっている唇は男の甘い舌を必死で貪りついていた。心の底から満足感があると身体も嬉しいようで、透明な液体みたいなモノをどんどん分泌して気持ちよくなっていた。 「……れい?………気持ちイイ、のかい?」 男もソレに気がついたのか、僕にそういって訊いてくる。 「……き、ぃぃ、………ん、………も、ど……」 僕は止まらないと腰を淫らに振って、あのよく解らないモノが僕の中をかき混ぜるよりもなん倍もなんじゅう倍も気持ちイイと男の頭にしがみつく。もっとキスをして、もっと動いてとねだれば、男は僕が望むまま動いてくれた。 男は僕がどうすれば気持ちよくなれるのか知っているようで、僕のことを心ゆくまで喜ばせ続けた。  

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