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  僕に気をきかせてくれた、いや、この場合天夢に悪影響を及ぼすだろうと推測した雷梅は、その天夢や結羽、そして、水梅(妹)を引きつれて式場からでていった。執事長は出入り口を死守する劉梅にホームビデオを託していたとはいわない。 そう、執事長はどこまでも仕事熱心というか、己の趣味を貫き通す人で今日もまたその行いがまったくもってぶれていないことから、今日も平常運転なんだと思ってしまった。また、雪梅にはどこの場所になにを隠し入れているかを丁寧に説明していることからも、僕が癇癪または堪え性、いじけが起こることはもう想定内のようであったと判明する。 そんな用意周到な執事長に今日は助けられたと思っていたが、雪梅が引きだしてきたモノをみて僕はその考えを迷わず捨てた。 「雪梅、僕、ソレ、大っ嫌い!」 そう、雪梅の手にあるモノは高圧電気がビリビリと流れる危険度マックスのバイブだ。コレはもういただけないというか、その後、しばらくはアナルセックスができないくらい肉壁が馬鹿になるヤツで、僕はそのビリビリするところが物凄く嫌で大っ嫌いだった。もうはっきりいって痛いだけの、気持ちイイという要素をまったくもって産みださない拷問器具なのである。そんな苦痛具としかいえないモノが好きだなんていえるヤツはそうとうな変わり者か、そうとうなクソ変態野郎である。 だから、僕はせっかくだしてきた雪梅には悪いとは思ったが、はっきりと断る。なのに、雪梅は頑としてソレを勧めてきた。 「そういわずに使ってよ。この前だって物凄く気持ちイイってよがっていたでしょう?」 雪梅はそうはいうけど、僕は白目を剥いて意識がもうろうとした状態で、「やめで!!いだい!!」と泣き叫んでいただけなのだが。アレを気持ちよくってよがっているようにみえたんなら、ほかのモノで物凄くよがり巻くっている僕はなんと表現されているんだと思ってしまった。 「あのさ、ソレって絶対に雪梅の記憶に改竄が入ってると思うよ。僕、物凄く嫌がって止めてって泣いていただけだったでしょう?」 「そう?物凄く腰振って物凄くコレに喰いついていたじゃない?」 なぜだかそのときの僕を自ら表現する雪梅は、ああ僕だと僕が認めるくらい僕そっくりな僕を演じていた。だが、僕も負けていなかった。 「ソレって喰いついていたんじゃなくって、ソレが勝手に喰いつかせにきただけだよ。肉壁を絡めとる作りになってるでしょう?」 雪梅の手にあるバイブを指差してそいううと、雪梅は自分の手をアナルの中と同じように筒型にしてバイブを握りしめて、ずこずことだし入れさせる。そして、おお!という顔をしてから感想をひとこと述べるのだ。 「あ、本当だ!」 僕は呆れた顔をしてから、面白いくらい自分の手に吸いついてくるバイブを楽しんでいる雪梅から、ソレを奪い取って床に投げ捨てる。 「あ、本当だじゃないよ。っていうか、ソレで僕のアナルがしばらく使いモノにならなかったの覚えてる、雪梅?」 「えっ!そうだったの!」 二重の驚きをする雪梅に僕はもう腹が立って仕方がなかった。だが、ちゃんと説明書読んでよといってもあのときの雪梅は普通じゃなかったから、僕は怒りたいのを半分まで落として怒鳴る。 「そうだよ!いくら媚薬に踊らされていたからっていっても、アレはもう酷かった!」 拷問だとしか思えなかったと、僕が雷梅に抱きつくと雪梅は「ああ、れい、ゴメンよ。知らなかったんだ。だけど、そんなに嫌だったんならもっと早くいってくれればよかったのに」と僕を抱きしめ返してくれる雪梅は嘆息をする。 「だって、雪梅は物凄く気持ちよかったんでしょうう。僕の中がクソダメになってても、凄くなん度もなん度もイってたじゃん」 僕が恥ずかしそうに顔を赤らめて、「いつもの倍以上の精液が僕の中からでてきたんだ♪」というと雪梅が蒼白した顔になる。雪梅は媚薬でべろべろになったことを物凄く痛感にとらえたのだろう。 「そっか、れい、本当にゴメンよ。許してくれとまではいわないけど、いまからそのビデオの検証をしようじゃないか!」 雪梅はそういって僕を担ぎあげる。コレで生のアンアンがみれるとホームビデオを廻し始めた劉梅だったが、雪梅と僕はさっさと劉梅がいる出入り口から外にでて、自室に向かう。そんな僕らについてこようとする劉梅に、僕が「劉梅、もう雪梅とアンアンしないから、式場にあるバイブとコレを使って藤梅を物凄く悦ばせてあげたら?ああ、そのホームビデオにその様子を撮ってきてくれたら、この前欲しがっていた僕と結羽の人形遊びプロマイドをあげてもイイよ」と微笑む。 すると、劉梅は僕からキャンディみたいな媚薬を受け取って、廻れ右をする。そして、式場に猛スピードで入っていくと、もう片方の手にあのバイブを握りしめた劉梅が直ぐにでてきた。キョロキョロと辺りをみ渡しているのは、藤梅の姿を探しているからだろう。 僕と雪梅は「劉梅、頑張れ!」と応援しつつ、自室であのビデオ鑑賞をした。雪梅は当然僕の隣で、テレビの中にいる雪梅にぐずぐずに哭かされている僕の姿に翻弄されていたといっておこう。 「れい、物凄く可愛い♪食べてしまうそう♪」 「ん?じゃ、雪梅、僕を食べてみる?」 結羽から貰ったキャンディがもういっ個あるんだよね♪ほらと雪梅にみせて、僕は僕の口の中にキャンディを放り込む。本当はタダのキャンディだ。劉梅に渡したキャンディは、水梅から貰ったちゃんとした媚薬入りのキャンディだったようだったが、僕はそんなこと知ったことじゃない。雪梅の口に吸いついて、雪梅といっ緒にそのキャンディを貪った。  

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