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参拾捌
「ほら、れい、ソコに手をついてみて」
トイレのタンクを指差してそういう雪梅の言葉通りに僕は、四つん這いのような格好で手をついた。便座を跨ぐ感じで股を大きく開くと、お尻をもっと持ちあげてといわれる。
繋がっているちんちんが腸に真っ直ぐじゃないのだろう。だから、僕はいわれたようにする。つきだすようにしてお尻を持ちあげると、雪梅は僕の首輪に指を挟めて後ろへ引っ張った。背中を大きく反らした格好になって、僕は身動ぎをした。
「苦しい?でも、我慢して。直腸が破裂しちゃったら物凄く大変なことになるから」
兄さんにコレ以上いわれのないことで怒られたくないでしょう?といわれたら、僕は多少苦しくっても我慢した。
「じゃ、だすよ。最初はゆっくりとだすけどコントロールできなくなったら、ゴメン」
だから、踏ん張ってと、よく解らない労いをかけられる。だけど、ソレは数秒後には身を持って知ることになった。確かにコレは踏ん張らないと無理である。放尿をそう簡単にコントロールできたら、凄いというか神様だ。そんくらい雪梅はコントロールできずに、僕が踏ん張ってどうにかしないといけなかった。
「ん、───────っ!!」
ダメ、もう無理!!と僕は腰を揺すりだした。すると、気持ちよく僕の中に放尿していた雪梅は、慌てだし始める。
「ちょ、れい、踏ん張ってっていったでしょう」
そういうけど、僕はもう我慢ができなかった。ちゃぷちゃぷと膨れた腹を揺すって、雪梅のおちんちんで中をかき廻したいという衝動をどうして押さえ切れなかった。変態だと思われても仕方がない。気持ちイイことには逆らえない。好奇心だって若かれしころにくらべたら落ちたけど、いまでも新しいことにチャレンジしている。
「や、うごぐ………、」
動きたい!と僕は雪梅の停止を聞かずに、ガツガツと快楽のまま腰を振り続けた。当然、僕の中にある雪梅のおしっこがじゃぶじゃぶと僕の肛門から溢れだす。だすけど、まだ雪梅は放尿中だからおしっこが奥の奥まで流れ込んできて堪らなく、気持ちがイイ。だから、雪梅も動いてと無茶難題なことをいい退けていたとはいわない。
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