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肆拾陸
翌日、僕は珍しく早起きをしていた。昨夜のことを考えると物凄く興奮して、鼻血を噴きだしそうだったからだ。
手に大量のティッシュを持って、ごみ箱を抱え込んでいる姿で僕は雪梅の寝顔を盗みみる。ああ、横顔も物凄く格好イイな♪などと鼻の下を伸ばして、自分でも吃驚するくらい機嫌がイイことに気がついていた。
「黎様、頗るご機嫌ですね」
そういってくる執事長は昨日からまったく姿をみせていない結羽のことを心配していた。僕はてっきり天夢と行動をともにしていたと思っていたが、そうではなかったようだ。
「そうかも、なんかいつもより心が少しだけ軽い感じがする」
僕は執事長にそう応えて、やっぱり雪梅から目が離せないから、ちらりと雪梅の顔を横目でみる。首に嵌められている首輪に触れて、そして、雪梅の腕に繋がっている枷と鎖をみて僕は薄く嗤った。
「ああそうだ。昨日の藤梅の顔をみた?物凄く雪梅に嫉妬して、僕を怨んでいたよ♪」
僕のことを好きだ、愛してるっていっていたわりには、ホント、度量が小さい男だったよね♪ちょっと僕が拒んだくらいで、あんなに取り乱してみっともない。
僕はくすくすと藁ってそういって、大量のティッシュを床に置いてごみ箱も置いた。すくっと立ちあがってゆらゆらと揺れながら、雪梅が眠っているベッドに思いっきり倒れ込む。
当然、ぐえっと蛙がつぶれたような声が聞こえたけど、僕は気にせずに雪梅の唇にキスを落とした。
「おはよう、イイ夢はみれた?僕はね、物凄く気持ちイイ夢をみたんだ」
だから、いますぐしよ。そして、僕のことを物凄く気持ちよく哭かせて、雪梅───。
ねだるように雪梅に強張って、雪梅の有無を聞かずに僕は開いた口の中に舌をねじ込んだ。すると、雪梅はそんな僕を抱きしめて、僕の言葉を絶つように僕の舌に吸いついた。甘い甘いとても甘い味が鼻腔の奥を駆け抜けていって、僕は「雪梅、大好き」と力の限り雪梅のことを抱きしめ返す。
僕が堪らないとキスを悦楽していたら、雪梅に抱きしめられたまま反転されて、覆い被さられた。
「れい、あんなにも哭かしたのに、まだ足りてなかったのかい?」
そういってくる雪梅の顔は本当に好きだ。物凄く意地悪そうで、僕のことを痛めつけるよという感じがもっぱら滲みでていて。
「うんうん、足りなくはなかったけど、いま、足りてない。だから、いますぐ雪梅のおちんちんを食べたいって、お腹の中がこんなにもきゅうきゅうっていってるんだ」
雪梅の手首を掴んで、僕は雪梅の中指を小さな蕾にねじ入れた。背中がくっと反れて、イイところに容赦なくあたる。ごりゅごりゅと中を引っ掻かれたら肉壁が雪梅の中指に絡みつく。
「───ンンンっ、…………はっぁん!」
鼻を抜ける空気が愛擂をだすけど、僕の口から漏れる声は案外高かった。
「本当、れいは淫乱だね。ふっふ、コレじゃいくつ身体があっても足りないかも」
雪梅はそういうけど、物凄く嬉しそうな顔で僕を愛撫し始める。僕も僕で愛撫されながら、雪梅にこういうのだ。
「そう、じゃ諦める?だけど、僕はもっといっぱい気持ちよくなって哭きたいってごねるよ?」
と。だけど、僕の中をゆっくりと解している雪梅の方が僕のことをよく知っていた。
「ん~ん、ソレは困ったね。私は、ごねるれいよりも拗ねて私のおちんちんをくわえて離さないれいの方が好きだな~」
物凄く残念そうな顔でそういうのだ。だから、僕の中を解かしていた指をゆっくりと引き抜くとさっさと僕の蕾にちんちんを宛がう。ほら、呑み込んでおくれと入り口を頭で円上になぞられたら、気持ちよくって目眩がした。そして、まだくわえ込んでもいないのに腰が小刻みに痙攣している。
「んん、らぁめ!こしゅ抜けちゃった〰ぁ、おちんちんちゃべられにぁい!」
物凄く焦らされているようで、さらに頭が真っ白になるから僕は癇癪をあげる。雪梅はクスクスと嗤うと、僕の中におちんちんを沈めた。
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