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  執事長の快適な運転で無事に水族館に着いた僕と雪梅は、相変わらず、車の中でもいちゃいちゃとセックスをしていた。アンアンともう気持ちよく哭かされるから、当初の目的であるデートしながらセックスをするというアレを忘れそうになる。 「黎様、到着しましたよ」 もう涙ながらそういう執事長はアンアンデートはしっかりと収めさせて頂きますと、早速、ホームビデオを構えていた。自撮り棒というモノを脚立代わりに使う辺りは素人といわずにはいわれないけど、できあがったあの映像はソレはもう玄人顔負けであった。コレが趣味の一貫だとしかいわないのは物凄く惜しい気がしたけど、いまの僕にはそんなことどうでもよい。 車の天井に諸手をついて両サイドの肘掛けに片方ずつの足を乗せて、雪梅にお尻の穴がよくみえるように直立しているのであった。しかも、その中に差し入れられた雪梅の舌は普通の人よりも鋭角に尖っているから、ピンポイントで攻めてくる。雪梅のおちんちんとは違って、コレもコレで気持ちイイ。キスが気持ちイイのもたぶんこのお陰でだろう。 だけど、こういうふうに僕の中を解かすには物凄くモノ足りないのであった。指も使ってといいたいけど、じっくりが今日のテーマらしいから僕はぐいぐいとお尻を雪梅の顔に押し当てて、雪梅が窒息しそうだっていうのに止められなかった。だから。 「────…ぁん、………っか、………もっど………」 中をでろでろと舐めてとそう僕は強張った。雪梅はできる限り舌を奥に差し入れているのだろう。くぽくぽと僕のか中から空気がかき混ぜられる音がしてきて、気持ちイイところがどんどんと熱くなる。ソレが物凄く堪らないから、もっともっと奥に入れて欲しいと思ってしまう。 「────れい、ちゃんとお尻を持ちあげてないと舐めれないよ?」 ぐいぐいと押しつける僕に雪梅は慌てたようすもみせずに、お尻を持ちあげるようにいう。ソレが物凄くもどかしいから、こうやって擦りつけているというのに。 「───ぃあ、…………………んん、……………………あ、まおか、じぐなぁる!!!」 もどかしいことまでが気持ちよく感じて、僕はふるふると大きく首を振った。 「そう、どれくらい?」 雪梅はどうにか腰を持ちあげて貰おうと、そう訊いてくる。僕はそう訊いてくるから素直に答えた。 「……………おじんじぃで、…………す、くらぁい…」 「ふっふ、れいは本当に私のおちんちんでするのが大好きで仕方がないようだね♪」 嬉しいよと僕の中をぐいぐいと舐めあげる雪梅は機嫌がよかった。こういうときの雪梅は僕のことが愛惜しくって仕方がないという顔をする。だから、僕は物凄く幸せな気分になった。そう、愛されていることがよく解るから。 「………ぅん、…………ずき………」 そういって、ソレから、僕を死ぬほど愛してくれる雪梅のことも好きだから、「だけど、雪梅のことはどんなモノよりも好きだよ」と応えてあげた。しかも、その愛がひと粒でも僕の手の平から零れようモノなら、僕は死んだ方がマシなくらい雪梅とその愛に溺れていると告げるのだ。 「ああ、嬉しいよ。私も、れいがいない世界は考えられない」 だから、私から逃げないで私の愛を存分に味わって感じておくれと、尖った舌先で気持ちがイイところをぐりぐりと舐められる。そしたら。 「────んんっ!!!!………っか、………ぼぐをぁいじで──!!ぼぐ、…………だぁげ、ぁじて!」 身体が大きく跳ねて太股をひくひくと痙攣させていると、雪梅は「れい、じょうずにイケたね」と誉めてくれた。 「さぁ、もっと気持ちよくなろうか?」 そういう雪梅の言葉に僕はこくこくと頷いて、イッた余韻もあるっていうのに、「もっと舐めて」と強張るけど、雪梅は僕のお尻から顔を離した。なんでと思ったら、僕の中に雪梅のおちんちんよりも小さなディルドがゆっくりと入ってきた。  

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