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わんわんわん! まーた、わんちゃんが吠えてますね。 ノートパソコンと向かい合い、インスタントコーヒーを飲みながら、松本はレポート作成に集中しようとする。 だが、ついついネットを開き、ゲイサイトへアクセスしては画像やら動画やら漁ってしまい。 ついつい久也に見立てては妄想して。 ……そうそう、おもちゃプレイ。 久也さんがぜっったい嫌がるだろうから、現実では一回もしたことないけど。 コスプレとか、さ。 細身ではあるけど、丸みはないし骨張ってて、小柄ではないから。 スカート、似合わなさそうだよな。 でもストッキングとかいけるんじゃ? あれ、なんていうんだっけ、ガーターストッキング……だっけ。 色は白い方だから、黒、似合いそう。 そんで、両手縛っちゃって、あの薄ピンク色の乳首、両方、ローター固定して。 いろんなバイブでいじめちゃったりして。 ……あ、勃起した。 ティッシュの位置を確認した松本は、テーブル下でごそごそし、ルームウェアから硬くなりかけのペニスを取り出した。 いやだ、ふざけるな、って、最初は嫌がるんだろうな。 でも、だんだん、気持ちよくなっちゃって。 もっと強く、とか、エロい顔して、おねだりしてきて。 ……あそこにローターつけたら、どうなっちゃうかな。 ……お漏らし? ……あの久也さんが、まさかの、お漏らし……。 背筋がぞくぞくした。 掌で撫でていたペニスがさらに硬さを増してくる。 ローターとバイブ攻めに、おかしくなるくらい、感じて、よがりまくって。 そのうち「ちょうだい」って。 あの真面目で綺麗な久也さんが、まさかの淫語、使っちゃったり……。 やばい、いきそう。 テーブルにうつ伏せて、もどかしげに息をつき、松本は自身をしごいた。 両手縛られて、ローターで乳首ビンビンにさせて、カウパーであそこびしょ濡れにして、ストッキングつけた久也さんに、何度も何度も……。 わんわんわん!! 「う、うるさ……」 集中させてください、お願い。 きつく締まった、熱い、久也さんの中。 もう無理っていうくらい、俺ので、突き続けて……ぐちゃぐちゃにして……いっぱいにして……それでもまだ続けて……。 「ふぁ……」 松本は咄嗟にティッシュへ手を伸ばした。 間一髪、妄想の残滓は柔らかな紙の中へ。 束の間に息を荒くした松本は自分の腕に額をぎゅっと押しつけた。 ああ、久也さん。 俺って正真正銘の年中発情期みたいです。

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