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「一気に勃起しちゃいました」 ほら、と言って久也の腰をさらに自分へ抱き寄せる。 下着の薄い布地越しに彼の股間とぶつかり、触れた硬さに、久也は否応なしに狼狽した。 「君はそういう趣向の持ち主だったのか?」 「やだなぁ、別に俺、ストッキング履いてくれたら誰彼構わず興奮するって、そういうフェチとかじゃないですよ?」 「だって、見ただけで、もうこんな」 「相手が久也さんだからです。他の人にはこうなりません」 話しながら、松本は、久也の太腿をセクハラ親父のようにナデナデしていた。 いつもと違う手触りを楽しみ、ぴたりと肌にフィットするストッキングの内側に指先を捻り入れて、またナデナデ。 「何だかやらしいぞ、君の手」 「あはは、キモいですか?」 「少し」 「もっとキモいこと、してあげましょーか」 聞き返す前に、久也の視界は、ぐるりと一転した。 いきなりベッドに背中から押し倒されて、驚いて、起き上がろうとする。 が、彼の両足をがばりと押し開き、起き上がろうとした上体を再びシーツに沈めると。 松本は久也の足先を口に含んだ。 温泉旅行で久也の足舐めに密かに目覚めてしまった松本の、久し振りの、欲望全開のご奉仕。 直視できない久也は慌てて顔を逸らして呻く。 「き、汚いから」 「いーえ、だってこれ新品だし、久也さん、ずっと部屋にいたじゃないですか」 ナイロンのざらついた素材越しに足の指を躊躇なく嬉々としてしゃぶる松本に、もう、かける言葉はない。 「あ」 五指ごと大胆にくわえ込まれた。 むしゃぶりつかれる感覚に背筋を粟立たせ、恐る恐る、久也は背けていた視線を戻していく。 カーテンの閉ざされたワンルーム、昼間の陽光が滲む中、松本はストレッチじみた体勢で真上に持ち上げた久也の片足を吟味していた。 薄目がちに食事中の動物のように舌を出して足裏まで舐めてくる。 「ん……っ」 くすぐったい、際どい刺激に、久也は身を捩じらせた。 小指から親指にかけて順々に甘噛みされながら、一本一本、丁寧に濡らされていく。 「あ、だめ、そこ……っ」 ある箇所に舌先が掠めると途端に久也が身悶えた。 下顎に垂れていた涎もそのままに、松本は、敢えてそこを攻める。 親指と人差し指の間の溝。 もちろん、ストッキングを履いているので、舌先が届かない部分もある。 すると松本は。 びりびりっ 新品のガーターストッキングの爪先部分を迷うことなく引き裂いた。 伝染し、繊維が絡まりながらも露出した足指を、直接しゃぶる。 「あ、あ……!」 親指と人差し指を両方同時に口腔へ招かれ、ぴちゃぴちゃと舐め尽くされて、久也はびくびく震えた。 滅多に受けない施しはもろに下肢に響く。 つい内股となって、独りでに屹立していく股間の昂ぶりを、今更ながらも松本にばれないようにする。 「久也さん、足舐めだけで勃っちゃった?」 ああ、ばれた。 涙目で頬を紅潮させ、それでもむっとしてみせる久也に松本は心底見惚れ、卑猥に濡れる口元もそのままに笑いかける。 「汚れちゃうから脱がせますね」 下着とワイシャツを脱がされ、結局、久也は拒んでいたはずのストッキングだけを身につけた状態にされてしまった。 「暑いから俺も脱ごっと」と、松本は閉め切ったワンルームで汗ばんだ上半身を曝した。 シャツや久也の衣類を床下に放り投げると、下のルームウェアは履いたまま、すぐ久也の真上に戻ってくる。 手付かずだった方の片足の、形のいいふくらはぎ、太腿に、唇を被せてそっと噛みついて。 そして、再び、惜し気もなくビリビリと爪先部分を乱暴に破った。 「ん……っ」 剥き出しになった足指を舐め回しながら、股間に息づく久也の昂ぶりを、掌で擦り上げる。 時にそのまま肌伝いにスライドさせて乳首をもてあそぶ。 すでに溢れた先走りが指の腹を滑らせていたので、痛みもなく、ただ気持ちいい。 「あ……っあぁ、あっ」 「すごくエロいよ、久也さん」 「いや……ぁっ」 「俺だけに見せてね?」 松本は目元を仄赤く火照らせ、下肢で熱もつ自身の屹立に目眩がし、ため息をつくように微笑した。

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