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オマケ後日談5/5

「紅葉、綺麗ですね」 「そうだな」 「あ、猫、かわいいですね」 「うん」 「ほら、おいしそう、チキンカレー」 テレビのチャンネルをぽちぽち回しては映し出される映像にいちいち感想を述べる松本に寝癖つきの久也は微苦笑した。 天気のいい休日、二人は部屋から出ずにのんびりしていた。 ソファで久也に膝枕してもらった松本は今にもごろごろと喉を鳴らしそうな調子で年上の恋人に甘えっぱなしで。 「お昼、うどん食べたいです」 「カレーじゃないのか。じゃあ、昨日の鍋の残りに追加しよう」 「デザートほしいです」 「そう言うと思ってアイスを買ってある」 「ねぇ、久也さん」 「今度は何だい」 「ちゅーがほしーです……いて」 松本の頬をむにっと抓った久也は「調子に乗るんじゃない」と注意する。 とか言いつつも最近甘やかし癖がついてしまった久也。 真っ赤になって目にも止まらないくらいの速さで、抓ったばかりの頬に、ちゅっとキスしてやったのだった。 end

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