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オマケ小ネター梅雨の日おうちデート3/3ー

【梅雨の日えっち】 「あ、こら、千紘君……」 夜ごはんはお蕎麦、厚揚げと豚肉のごま油炒め、ロング缶のビールを一本ずつ飲んだ。 「俺、ちゃんと夜まで待ちましたよ、久也さん」 準備と後片付けを二人で済ませ、シャワーは一人で浴びるつもりでいた久也だったが。 洗髪を終えた頃に松本が無断で浴室へ入り込んできた。 背中に密着してきたかと思えば、すでに育ちつつあった熱源を尻丘に押しつけられ、清々しいまでの放埓さに閉口した。 「これ以上は<待て>できません」 「あ……」 問答無用に手を掴まれて導かれた。 熱く膨張したペニスを握らされる。 濡れた掌に確かな発熱が伝わってきた。 「ん……もっとちゃんと握って、しごいて、ちゃんと勃たせて……?」 「も……もう十分に……硬いじゃないか」 「ううん、もっと大きくなりますよ……? 知ってるくせに」 <待て>を強制されたおかげで感度がよくなっている松本は待望の愛撫にうっとり息をついた。 「はぁ……もっと……」 ぬるま湯のシャワーが頭上から降り注ぐ中、久也はすぐ背後に立つ全裸の松本の吐息を首筋にモロに浴びた。 愛撫に忠実に、さらに発熱していく彼のペニス。 つられて自分の下肢も昂ぶっていく。 「ッ……」 まるで久也の秘められた欲求を読み取ったかのようにタイミングよく伸びてきた松本の利き手。 何事も割と器用にこなす指が棹に絡まり、緩やかに大きく上下した。 掌に頂きを包み込まれて小刻みに擦り上げられる。 ヤラシイ手つきで双球まで揉みしだかれた。 「あっ……千紘、くん……」 裸の胸にもたれてためらいがちに見上げれば唇に舞い降りたキス。 「っ……ふ……ぁ……」 唇同士、重なり合って、離れたかと思えば、また繋がって、舌先も交わらせる。 口内に入り込んだ湯が次から次に下顎へ滴り落ちていく。 濡れそぼつキスと同時に互いの熱源をしごき立てた。 「やばい、です……このままされたら、いっちゃう、かも……」 「っ……私は……どっちでも……」 久也がそう言えば、ぐるん、体の向きを変えられた。 久也の背中が壁に突き当たったところで、松本は、申し分なく屹立したペニスとペニスを擦り合わせた。 「んっっ……君の、とても硬くなって……」 「久也さんも……お昼にシたの、お互い忘れちゃったみたいですね……」 絶妙な摩擦感に腰付近のゾクゾクが止まらない。 揺らめいて摩擦を強め、手を添えて、癖になりそうな刺激に溺れかけた。 「あーーー……でもッ……やっぱり久也さんのナカで……ベッド……今すぐベッド行きましょう」 「ッ……この間みたいに床を水浸しにしたら……」 「わかってますってば……ちゃんと拭いてから移動しますって……」 そう言いながらも実に大雑把に自分達の体をバスタオルで拭いた松本に久也は寝室へ(いざな)われた。 「あっ……また、君はそんなこと……ッ」 乱れたベッドに仰向けにされた久也は身悶えつつも呆れ返る。 「俺、変態みたいでごめんなさい、久也さん……?」 松葉崩しの体位でナカへやってきた松本は、持ち上げた片足の爪先に舌を這わせ、薄いブルーに彩られた爪先を余すことなく吟味した。 「ッ、ッ……だ、大丈夫なのか、口に入れて有害な成分とか……」 「ないとは言い切れませんけど。乾いてるし大丈夫でしょ」 「……やっぱり、やめておいた方が……ッ……あ、う……っ……ん、ん、ん……っ」 一度に複数の足指を咥え込まれ、嬉々としてむしゃぶりつかれて、久也は大きく胸を反らした。 際どい角度でピストンされる度にペニスがピクピクと仰け反る。 シャワーで湿り渡る先端に先走りが溢れ、叢にまで散った。 「久也さんのえっち……昼よりも、すっごく濡れてますよ……?」 仮膣を貫きながら爪先を舐めしゃぶる松本が愉悦気味に言い、久也は、悔し紛れに彼の膝に爪を立てた。 「いたたッ……だ、だめです、今それは……」 「シャワーで濡れてるだけだッッ」 「シャワーで……? ほんとう? そんなこと言うなら確かめちゃいますよ……?」 「っ……や……」 「これ、シャワーですか……? ねっとりしていて、糸引いて、違うでしょ……? ほら、また溢れてきた……」 「あ、ン……っ……あっ、あっ、あっ……」 「こんなにびっしょり濡らして、えっちなペニスですね……?」 「ッ……き、君だって……千紘君のだって……!」 額に前髪が下りて普段よりも若々しく見える久也は、律動をやめずにペニスをねちっこく愛撫し、愉悦し続ける松本を涙目で仰いだ。 肉奥を貪欲に突き上げる彼の隆起を腹越しになぞる。 熱もつ口内に唾液の糸を紡がせて呟いた。 「私の奥でこんなに大きくさせて……私より……途方もなくえっちじゃないか……」 開かれたままのドア、リビングから洩れる薄明かりにぼんやり浮かび上がった、切なげな久也の嬌態。 松本はゴクリと喉を鳴らした。 欲望に身を任せ、久也の両足を肩に担ぐと上体を倒し、勢い任せにペニスを激しく肉奥へ叩きつけた。 「も、我慢できないッ……ッ……ッ……!!」 「あ、あ、あ、ぁ、ぁ……っ……っ」 一段と荒々しい脈動を肌身に覚えて久也は身を捩じらせた。 仮膣内でドクンと迸った松本の熱流に白い喉を引き攣らせた。 「はぁ……ッ……!!」 久也の真上で松本は雄々しい吐息を吐き連ねる。 何度かしぶとく腰を振り立て、狂おしくうねる内壁でペニスをしごかせ、絶頂感を貪るのに夢中になった。 「あ……久也さん……」 一気に重たくなった瞼を懸命に持ち上げて松本はそれを確認する。 自分の道連れとなって果てた久也自身に。 「一緒に……いってくれたんですね……嬉しいです……」 「っ……っ……っ……」 「こんなの見せつけられたら……当然、またシたくなっちゃいますよね……」 「っ……は……?」 重たくなっていたはずの瞼を全開にし、爛々と目を輝かせた年下の恋人に、久也は……苦笑する。 「やっぱり千紘君の方が何百倍もえっちだ……」 お揃いの水族館色に彩られた爪先まで絡ませて休日の夜更かしに二人は溺れた。

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