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俺はふらふらになりながら、浴室に連れていかれた。浴室の中に入ると、立ったまま、さっそくシャワーをかけられる。後ろから智駿さんにぴったりと抱かれながらシャワーを浴びると暖かくて気持ちいい。
「ん……」
そういえば、智駿さんの裸をみるのは初めてかもしれない。智駿さんは細すぎることもなく、程よい体つきをしていて、抱きしめられると筋肉の感触が伝わってくるような、そんな体。俺よりもちょっと逞しい、そんな智駿さんにお互い裸の状態で抱きしめられると、ドキドキする。
「いろんなところ、よごれちゃったね」
「んぁっ……」
もう俺は、たくさんイかされて動けない。ぐったりと智駿さんに寄りかかるようにしながら、流水を浴びさせられる。丁寧に、大きな手のひらで体を撫でられて。俺は気持ちよくて体をくねくねとさせてしまった。洗ってもらうだけでもこんなに感じちゃうなんて……もう、俺、おかしくなってしまうかもしれない。
体を洗い終えると、俺は抱えられるようにして湯船に入れられた。智駿さんが先に入って、俺はその上に乗るようにして入る。
「ん……」
智駿さんの体を背もたれにするように、俺はくたりと湯船に浸かる。ちゃぷ、と音がして智駿さんの腕が俺のお腹に回された。智駿さんの肩に頭を預けるようにすると、智駿さんが俺の濡れた髪を撫でながらくすくすと笑う。
「大丈夫?」
「はい……」
「ごめんね、いっぱいいじめちゃった」
「いいえ……すごく……きもちよかった、です……ぁっ……」
ゆるりと、乳首をつままれる。今日ずーっといじられっぱなしだったそこは、すごく敏感になっていた。お湯で温まって血行が良くなったのかふっくらとピンク色になったそれをくにくにと優しく揉まれると、じわっと気持ち良さが全身に染み渡っていく。
「ぁんっ……あっ……」
「今日ここ、触りすぎたかな。もう触らないほうがいい?」
「いえ……さわってください……」
この触り方はたぶん、戯れみたいなやつ。イかせるつもりとか、ないと思う。緩やかな快感で身体を満たされて、気持ちいい。お風呂にはいって、後ろから抱きしめられて、乳首くにくにされて……すごく、幸せな気分。
「梓乃くん。好きだよ」
「おれも……んっ、」
「今度、ちゃんと梓乃くんのこと抱いてあげるからね。次に会うときは準備しておくから」
「はい……」
耳元で、「抱いてあげる」なんて言われて、俺はもうすっかり女の子になった気分だった。乳首をもみもみとされながらうっとりしちゃって甘い声をあげちゃって、そんなこと囁かれて。俺、もう男に戻れないかもしれない。こうして女の子にされるのがたまらなく気持ちよくて、普通のエッチなんかじゃきっと満足できない、そう思う。
「あんっ……あっ……んぁっ……」
ひくん……ひくん……とゆっくり、感じている俺をみて、幸せそうに笑っている智駿さん。智駿さんの肩に頭をのせてそれをぼーっと見上げていると、ぱちっと目が合う。俺の身体を弄って微笑む智駿さん、そして弄られてとろんとしちゃってる俺。もう、お互いしか見ることができない。気付いたときには唇を重ねていて、愛を、感じあっていた。
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