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「あっ、あぁっ、あぁあっ!」  次第に、身体が勝手に仰け反っていく。腰をカクッ、カクッ、と揺らしながら仰け反って、俺は泣きながら…… 「いくっ……あぁあぁっ!」  イッてしまった。 「あ……ん……」  やっぱり、お尻でイクのは、ヤバイ。ぎゅうっと身体の奥がヒクついて渦の中に引きずり込まれるような感じがして。オンナのイき方はチンコでイクのとはまるで違う。一回知ってしまうと忘れられない、ものすごい気持ち良さ。 「ん……」  イった余韻に浸って、うっとりと智駿さんの首筋に顔を寄せる。ああ、この匂い、好き。智駿さんに触られているときにずっと俺を包んでいた匂いが、この首筋から一番する。この匂いが俺をイかせているなんて錯覚を覚えて、もうこの匂いを嗅いだだけで身体が疼いてしまう。 「また僕の匂い嗅いで……気持ちいい?」 「はい……すごく、きもちいい……」 「ふ、可愛いね。もっと嗅いでいいよ」 「んっ……ぁっ……」  ぐいっと頭を引き寄せられて鼻を首筋に押し付けられる。そうするとふわっと一気に智駿さんの匂いが鼻に入り込んできて、その匂いがすうっと俺の下腹部に届いでじゅわっと広がる。びっくん、って腰が跳ねて、また入り込んできた智駿さんの匂いに、びっくん。  智駿さんの匂いでイっちゃいそう……。  幸せ。幸せ。智駿さんの匂いでイケるの幸せ……。  どんどん熱くなってくるアソコから、愛液が溢れ出すような錯覚を覚える。ああ、すごい幸福感。頭がふわふわとして、俺、智駿さんでいっぱいって、そう思うとものすごくみたされる。 「梓乃くん、これからもっと気持ちよくなるよ」 「んぁっ……」  俺が智駿さんの匂いを嗅いでイきそうになって、ぼーっとしていると智駿さんが耳元で笑ってくる。俺のズボンを脱がして、パンツを脱がして……まじまじと俺の股間を見つめた。チンコからガマン汁が大量にでて、パンツの中がぐっしょぐしょになっていたからか、俺の股間が全体的にぬらぬらと濡れている。あんまりにもいやらしいその光景を……なぜか俺は目をそらすことができず、ジッと見ていた。 「すっごい濡れてるね。どうしたの?」 「ちはやさんにさわられて……きもちいいから……」 「ほんとう、梓乃くんの身体って可愛い」 「あぁん……」  このいやらしいびしょびしょは、俺の身体が智駿さんに支配されている証拠だ……そう思うと、恥ずかしくてもそのびしょびしょのアソコから目がそらせなかった。このすごい濡れっぷりをみていると、嬉しくも感じた。こうしてみているあいだにも、チンコの先からとろーっとエッチな汁が溢れてきて、それをみてまた俺は感じてしまう。 「もうちょっと……濡らすね」 「あんっ……えっ、ちはやさん……」  智駿さんがその出てきたばかりの雫を指ですくって、微笑んだ。そして、ローションを手に取る。 「はい、梓乃くん。もっとエッチなこと、はじめるよ」 「……っ」  智駿さんはさっと用意してあったタオルを俺のお尻の下に敷く。そして、ローションのボトルのキャップを外して、口を下に向けた。まるでホットケーキにシロップでもかけるように、トロトロと俺の股間にローションをかけてゆく。 「つめた、っ……ん、やぁ……」  たらーっとローションが俺の股間から伝っていく。脇の方に流れて行ったり、そしてお尻の穴まで伝って行ったり。ある程度かけると智駿さんがそのびしょびしょのアソコに手のひらを乗せた。そして……勢いよく、アソコを揉みしだき始める。 「あんっ……! あぁんっ……!」  俺のチンコからでたエッチな汁よりも、ずっと大量のぬるぬる。音はぐっちゅぐっちゅと激しく、感覚も摩擦感が一切なくなって、にゅるにゅるっとした感覚しか伝わってこない。すごく、きもちいい。初めての感覚に俺はそれはもう悦んでしまって、腰をビクビクと跳ねさせながら、智駿さんにもっと触ってっておねだりするように突き出した。 「梓乃くん。お尻の穴に、いっぱい挿れてくよ」 「あっ……ちはやさん……」  俺が感じているのをみて、智駿さんはご満悦。もう、智駿さんは俺の感じている顔をみるのはクセみたいだ。俺は見られているってわかっていながらも顔を蕩けさせてしまっていて、お尻に挿れるって言われた瞬間嬉しくて頬が緩んでしまったのも見られたのかと思うと、身体が熱くなった。 「あっ……ああ……」 「まず、二本」 「んぁ……」  ぬぷ、となかに指がはいりこんでくる。さっきよりも圧迫感があって、指の本数が増やされたことがわかる。正直なところ俺のお尻はディルドで広げてあるから、そんなに苦労もなく指二本くらいならはいってゆく。智駿さんが心配そうに俺の表情を伺っている中、俺はリラックスした顔でいた。 「……気持ち良さそうな顔、してるね」 「はい……なかがいっぱいになって、しあわせ……」 「……やらしいね。ねえ、梓乃くん。ここ、感じる?」  俺が痛みを感じていないとわかると、智駿さんが指を俺のなかで動かし始める。ぐちゅっ、ぐちゅっ、となかをぐちゃぐちゃにかき回されて、その間も俺は腰をくねせて感じていた。でも、なかをぐちゃぐちゃされているとき……ふと、ゾクゾクッてして、俺は「ひゃあっ……」なんて甲高い声をあげてしまう。 「ここ、前立腺」 「ぜんり、つ……」 「きもちいい?」 「んっ、ひ、ぁあっ……!」  俺のなかのある一点を触られた瞬間、凄まじい快楽がなかに広がった。前立腺、それはたしか……。男の身体のなかで、すごく感じるところ。そこを、今、責められているらしい。 「んぁっ、あっ、やっ、」  ソコの気持ち良さは、もはや異常だった。智駿さんが指を二本使ってソコをぐりぐりとしてくると、勝手に腰が浮き上がってきてものすごくいやらしいポーズを取ってしまう。腰を浮き上がらせながらカクカクと揺らして、首は仰け反らせて。俺は初めての前立腺責めに、どうしようもなくなっていた。 「あーっ……いくーっ……!」 「ははは、早いね。二回目。ほら、イってごらん」 「あぁあぁっ!」  智駿さんがぐっと指を突っ込んで、そしてゆっさゆっさと下腹部を揺らす。乳首まで引っ張ってきて、俺はもうわけがわからなくなっていた。ビクンッ!ビクンッ!ってなかが勢いよくヒクついて、ああ、イっちゃった……ってなぜかホッとしたのに、智駿さんは動きをやめない。 「まだイけるよね」 「えっ……んっ、やぁあっ! いくっ、やっ……ちはやさっ、おれ、もう、イってるっ……あっ、」 「なかでイクのって、連続でイけるんだよね?」 「やっ、やっ、いくっ、いくっ!」  やばい、って思った。イキすぎて動悸が激しくなってきて、目眩がする。はーっ、はーっ、って呼吸が荒くなってきて苦しい。気持ちいいのに、苦しい。自分の身体が自分のものじゃないようにガクガクと震えて、怖くなる。  俺がひいひいいって悶えているなか、智駿さんはやっぱり微笑んでいた。ぷちゅぷちゅと俺のアソコを刺激しながらじいっと俺のイキ顔を観察している。俺はもう何回もイッていて「恥ずかしいから見ないで」とも言う余力がない。 「あー……あー……」 「とろとろ。可愛い、梓乃くん」  腰の力が抜けて行く。なかは収縮して強張っているのに、下腹部は蕩けていって力がはいらない。俺はだらんと腰を突き出して、ぱかりと脚をひらいて……智駿さんの責めを存分に味わっていた。  連続でイクって感覚は、それはもうすごいものだった。何回もイク、というよりはイキっぱなしといった感じ。じくじくというイク直前の感じが延々と続いて、そしてぱちんと弾ける、それの繰り返し。俺は智駿さんが前立腺を揉みあげてくるたびに大袈裟に腰を揺らしてイっていた。ほんとうに、何度もイキすぎて怖くなってぶるぶると顔を振りながら。 「あぁっ、あっ、あぁあっ」 「可愛い。梓乃くん、可愛いよ」 「やーっ……いくーっ……」  ひく、ひく、と痙攣しながらぼんやりと天井を仰いで俺はどこまでも続く責めに耐えていた。アソコが熱すぎて、蕩けてしまったんじゃないかって錯覚を覚えて。  ずっと、智駿さんと前立腺責めは続いた。俺が意識がぼーっとしてきて言葉をあまり発しなくなったあたりでようやく、智駿さんはアソコから手を引き抜く。ぐったりとした俺をみて、智駿さんが満足そうに笑っている。

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