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「ほ、ほんとですか……!」
「うん、そうそう。ちょうどその時期に夏季休暇でお店休みになるから、花火大会いけるよ。梓乃くんがそういうの好きかどうかわからなくて何も言わなかったけれど、よかった、一緒にいこうか」
「はい……!」
その日、智駿さんを花火大会にさそってみたら、OKをもらえた。智駿さんも人混みとかはあんまり好きじゃなさそうなイメージがあったから、OKをもらえて俺はほっと安心する。さすがに浴衣エッチがしたいんですなんてことは言い出せなかったけれど、そういう展開は期待してみたり。
でも、問題は例のテストだ。浴衣エッチができるかどうかとかよりも、そもそも花火大会に行けるかどうかわからない。そして、行くためにはこれから二週間、智駿さんと会うことを我慢しなくてはいけない。俺はがっかりとしながらそれを、智駿さんに言ってみる。
「そっか……でも仕方ないね」
「はい……」
二週間……前はここまで頻繁に会っていなかったから、二週間あけてもきっと少しさみしいくらいだっただろうけれど、かなりの頻度で会っている今の俺に、二週間智駿さんお預けは結構キツイ。これからさみしい日々を過ごすのかと思うとたまらなくなって、俺は智駿さんにぴったりとくっついた。
「……二週間分、充電させてください」
「ん、おいで」
「さみしいです、智駿さん」
智駿さんが俺の身体を抱き寄せる。こてん、と智駿さんの肩に頭を乗せると、智駿さんがいつものをしてくれた。服の中に手をいれてきて、そして乳首を軽く摘んでくる。くに、くに、と軽く乳首を揉まれると、俺の身体はじわりじわりと気持ちよさに包まれ始めた。
「ぁっ……あっ……」
エッチをしないときも、これはいつもやってくれる。俺が寄り添って、智駿さんが俺の乳首をくにくにしてくれて。智駿さんに寄り添いながらこうして感じている瞬間が俺はたまらなく幸せで、いつもやってもらっていた。
「二週間分、梓乃くんに注いであげないとね」
「はい……智駿さん……して……」
ぐっと身体を引き寄せられて、智駿さんに後ろから抱きしめられるような体勢になる。するりとズボンと下着を脱がされて、シャツだけの姿に。
「あ……」
シャツをたくしあげられて、胸を露出させられる。さっき弄られた乳首はさっそくぷっくりとふくらんでいて、いやらしかった。俺の乳首、ずいぶんといやらしい形になってきていると思う。たくさん智駿さんに可愛がられて、これからどんどん女の子の乳首みたいになっていくのかもしれない。
「んぁ……あっ……」
「本当に梓乃くん、こうされるの好きだよね」
「すき……あっ……しあわせ……」
こうして後ろから抱かれるようにして身体を可愛がられるのが、大好きだった。智駿さんのペットにでもなった気分がして、ひたすらに愛でられている感じがたまらなかった。感じるところを優しく触られて、智駿さんの囁きを間近で感じて……そうしているととろっとろになってしまう。
「あー……あー……」
「勃ってきたね。でも、もうちょっと乳首だけで感じてみようか」
「んん……」
「二週間分だからね。二週間分、乳首でイッてみて」
きゅっと乳首を摘まれて、先っぽを指先ですりすりとされる。びりびりとした刺激が乳首からアソコに伝わってきて、腰がぴくんぴくんと揺れてしまう。
部屋のなかが、熱っぽい空気に包まれて。俺の息遣いがやけに響いて。こしょこしょと乳首を弄られているだけなのに、ものすごくエッチな雰囲気になってくる。
「あぅっ……」
「ん、イッたの?」
「はい……」
「じゃあ、もう一回イこうね」
「ん、や……」
俺がイッた時の身体の反応を、智駿さんはすっかり覚えてしまったらしい。ドライでイッても、声をあんまりださなくても、イけば智駿さんはすぐにそれを見破ってしまう。だから、こうして俺がイッた瞬間に嬉しそうに笑って、さらに乳首をいじめてきた。薄っぺらくて肉のついていない胸をぎゅっと寄せて、谷間を作られる。そうすればピンッと勃った乳首を、ぎゅっ、ぎゅっ、って揉まれる。
「あっ……う、……やっ……」
「可愛いよ、梓乃くん」
「あーっ……」
智駿さんは俺のイキ顔を見るのが大好きだ。こうして俺がイッている間にも、ずっと俺の顔を見ている。それゆえに智駿さんは自分が気持ちよくなることよりも俺を気持ちよくさせることをいつも優先していて、こうした前戯がいつも長くてねちっこい。
「や、あ……もう、……おしり、あつい……」
「ん? どうして欲しい?」
「おしり、さわってください……」
「ふふ、いいよ」
だから、言わないとずっと乳首を触っている、なんてこともある。お尻がきゅんきゅんしすぎて苦しかったのに、俺が射精するまで乳首をずーっと弄られていたなんてこともあった。
恥を偲んで懇願すれば、智駿さんがくすくすと笑う。
「んぁ……」
チンコからとろとろと出てきている蜜を智駿さんが手のひらでいっぱいすくって、それを俺の股間に揉み込んだ。大きな手のひらで俺のアソコを覆って、もみもみとされる。その間にも片方の乳首はくにくにされ続けられていて、俺は腰をくねらせながら悶えることしかできなかった。
「かわいい」
「ん、……」
智駿さんの指が、俺のお尻の穴に、とん、と触れる。とん、とん、と指の腹で軽く穴を叩かれて、奥の方がひくひくと疼いた。
「んっ……んっ……」
智駿さんは、前から変わっていない。俺を焦らすのが、大好きだ。こうして入り口ばっかりいじってきて、欲しくて欲しくてたまらないところはなかなか触ってくれない。ぬるぬるとした指でとんとんとひたすらに入り口を叩いてきたり、くるくると撫でてきたり。お尻の穴がヒクヒクとヒクつけば、智駿さんは楽しそうにくすくすと笑い出す。
「なかっ……」
「なか?」
「なか、いれてっ……」
「こう?」
「あぁうっ……!?」
もう奥が熱くて熱くて、たまらず頼んでみれば、存外あっさりと智駿さんは指をなかに挿れてきた。また焦らしに焦らされるのかと思っていた俺の身体は、突然の刺激にビクビクンッ、と震えてしまう。ちゅぷん、と根本まで一気に入ってきたその指で、俺は一瞬で達してしまった。
「はっ……はっ……」
「すごいね、梓乃くん」
「あっ、……ふ、ぁ……」
俺のなかが、智駿さんの指をきゅうきゅうに締め付けている。それなのに俺のアソコはとろっとろに柔らかくて、智駿さんの指の抜き差しをスムーズに受け入れていた。ちゅっぷちゅっぷと柔らかい水音が響いてくる。
「あん……あ……」
智駿さんの指が根元までじゅぶっとはいってくるたびに、俺の身体は震えた。いつのまにか脚はかぱっと大きく開いていて、はしたない格好になっている。もっともっと奥まで触って欲しいと思うと脚が開いてきて、腰を突き出してしまうのだ。俺はうっとりと目を閉じながら、腰を揺らして智駿さんの責めに感じていた。
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