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6(2)
「それを指に絡めて、今度は二本指を挿れてみようか」
「ん……」
智駿さんの命令通り、ぬぽって指を引き抜いて、それを指にたっぷりとつける。そして今度は二本、なかに沈めていった。
「ん……ふ、」
「じゃあ、なかをいじってイってごらん」
「はい……」
感じれば感じるほど、智駿さんを気持ちよくさせられるようになる。そう思って俺はがんばってお尻のなかを掻き回した。いつも智駿さんにされているときみたいにとろっとろになるくらいに感じられるように……くちゃくちゃと音をたてまくってなかをいじりまくる。
「んっ……んっ……」
「上手上手、でももうちょっと」
「あっ……」
智駿さんに軽く手を掴まれて、指が引き抜かれてしまった。ぷちゅ……っといやらしい糸を引きながら俺の指がそこから出てしまう。
「お手本、してあげる」
智駿さんが俺の顔を覗き込んで、にこっと笑った。そして、間を置くこともなくちゅるんと指を二本、なかに滑り込ませてくる。
「あんっ……」
「あれ、結構締めつけてくるね」
「そ、んな……」
まだまだ柔らかいなあって思っていたから、そう言われて少しびっくりした。でも、自分でもわかるくらいにアソコがヒクヒクしているし……たぶん、智駿さんの指がはいってきたからだとおもう。智駿さんがはいってくると、俺の身体は反応してしまうから。
智駿さんはしばらくぷちゅぷちゅと抜き差しを繰り返して、俺のきゅうきゅうのアソコをほぐしていく。俺の全身から力が抜けてくったりとしたあたりで、うちがわからお腹を押すように、ある一点をぐうっと押し込んできた。
「んぁっ……」
「わかる? ここ、前立腺」
「はい……」
「ここを集中的にいじってごらん。こんな風に」
「あっ、ぁふっ……んぁ……」
前立腺を円を描くようにぬりゅぬりゅと智駿さんの指が撫でてくる。アソコが溶けてしまうくらいに熱くなってきて、俺のチンコからはとろーっと精液が流れおちてゆく。
ここをいっぱいいじるとトコロテンできるんだ……すごく気持ちいい。俺が目を閉じて智駿さんの責めに耽っていると、指はあっさりと引きぬかれてしまう。もっと……そう吐息に交えてつぶやけば、智駿さんがまた俺の指をなかに差し込んできた。
「あっ……あっ……」
「あはは、いっぱい出てきたね」
「あっ……出ちゃう……あぁっ……」
自分でいじってトコロテンするのが、思ったよりも気持ちいい。ぐっと前立腺を押しこめばとろ~っと出てきて、俺の身体ってすごいなんて思ってしまう。そして、前立腺をいじるほどになかがぎゅーっと締まってくれる。
こうやって、自分の気持ちいいところに当たるようにすれば……智駿さんのものを強く締め付けられるんだ。智駿さんを気持ちよくできるんだ。
やっとみつけた、アソコを締め付ける方法を確かめるように俺はぐいぐいと前立腺を刺激して、ぴゅっぴゅっと精液をいっぱい出した。智駿さんに見られながら、イッた。
「ん……」
俺は智駿さんに抱きしめられながらイッて満足して、ずるずると智駿さんにもたれかかる。ヒクンヒクンしているアソコにゆるゆると指を抜き差ししながら、ぽーっと智駿さんを見上げた。
「……ちはやさん。上手に、できるようになりましたよ……」
「うん。いい子いい子」
「ちはやさんの、きもちよくできますね」
「僕のために上手になっちゃって……梓乃くんのここ、女の子みたいで可愛い」
「……おんなの、こ」
智駿さんのためにアソコがどんどんエッチになっていくのが、嬉しい。上手に締め付けできるようになった……その満足感を覚えると同時に、智駿さんのある言葉が気になる。女の子みたいで可愛いってことは……俺の身体がもっと女の子になったら智駿さん喜ぶかなって。もちろん智駿さんは俺が女だったらよかったとか思ってるんじゃなくて、男の俺が智駿さんに開発されて女の子みたいになっているのが可愛いって思ってるんだと思う。だからつまり――智駿さんのために女の子の格好をしてエッチをしたら智駿さんは喜ぶんじゃ!?
「ふふ……ちはやさん。つぎのエッチ、楽しみにしていてくださいね」
「うん。次の休みのとき、いっぱいしようね」
智駿さんが俺とのエッチで喜んでくれて、そしてガツガツ責めてくれるようになるのが、楽しみだった。俺は次の休みのことを考えると顔がにやけてしまって、イッたばかりでふわふわしながら、にこにこと笑ってしまっていた。
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