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「うげっ、なにさわやかな休みだってのに君がくるんだ……それに梓乃くんまで……」
白柳さんの家になんて行きたくない……! そんな俺の拒絶を押し切って、セラは白柳さんの部屋に突入していってしまった。セラの話をきいているとなかなかに強引に白柳さんに迫っているようだから、白柳さんの反応が正直気になったところだけど……白柳さんの反応は、俺の思っていたものとは違った。
はじめは、虫でも見下ろすような下衆の瞳。しかし、呆れの瞳に代わり、最終的に「仕方ないなあ、こいつは」の、慈愛の瞳に変わる。ため息をつきながらもドアのチェーンを外している白柳さん、実はセラのことを受け入れているのだろうか。
「はいはいいらっしゃい、ビッチコンビ。何のご用ですか?」
「俺はビッチなんかじゃ……」
「白柳さんとセックスしにきましたー!」
「お帰り願いまーす」
「えっ、やだ、追い出さないで」
白柳さんに不本意なことを言われ、即座に玄関から追い出される。しかしセラは閉めかけられた扉をこじあけるようにして中に突入していき、半ば強引に俺たちは白柳宅におじゃますることになったのだ。
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