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「結構すけべだね、梓乃くん。そこにキスマークをつけて、そんなに顔を蕩けさせちゃって」 「……ッ、」 「上手につけられたね。これで僕は、梓乃くんのものだ」 「智駿さん、……俺のもの……――あっ!?」  恥骨の近くにいっぱいについた俺のキスマーク。それをみてうっとりとしていると――ぎゅんっ! と突然凄まじい快楽が脳天を突き抜けた。俺は何が起こったのかわからず、のけぞって「あ、はぁあ、あぁー……」なんて声をあげることしかできなかったけれど……強烈な気持ちよさの正体は、智駿さんが足で俺のお尻の穴を布越しにこすってきたことによるものらしい。 「もっとつけてほしいな、梓乃くん」 「あっ、あっ」  腰が砕けてしまって、俺はまっすぐに立っていられなくなった。ぱふ、と智駿さんのお腹に抱きつくようにして崩れ落ちると、智駿さんがまた頭をなでなでとしてくれる。けれど、その間にも智駿さんは足の指で俺のお尻の穴をぐりぐりっとしてくるから、俺は腰をがくがくさせることしかできない。  もっとつけて、って智駿さんが言ってきたから、俺はなんとかまた智駿さんのお腹にキスマークをつけようとした。けれど、やっぱりアソコを足でいじめられるのが気持ち良すぎて上手くできない。無意識に腰を振っちゃうし……キスマークをつける余裕なんて。  でも、目の前にある智駿さんのチンコが、すごく美味しそうに見えた。まだ、ズボンも脱がしていないから殆ど見えないけれど、この布の下に俺のアソコを突き上げてくれるあのチンコがあるのかと思うと……どきどきしてくる。穴をいじめられている最中だから、なおさら。もう、全身が目の前にある智駿さんのチンコを求めているみたいだった。 「ちはや、さん……んっ、……あぁ……」  俺は開いたファスナーの隙間に唇を寄せて、下着越しに智駿さんのチンコにちゅーをした。  これがほしい。これで俺をめちゃくちゃにしてほしい……そんなことを考えながら。 「そこにつけるの?」 「ん、ん……」  自らチンコにちゅーをし始めた俺を見て、智駿さんがくすくすと笑う。いや、まさかチンコにキスマークなんて想像しただけでひゅんとなるからしない。智駿さんは欲しがりな俺を見て、きっと……いつもみたいに、いじめたいって思ってくれているんだと思う。  俺はドキドキとしながら、下着越しにチンコをはむはむとし始めた。跪いて、智駿さんの脚の間に顔を埋めてチンコを口で求めていると思うと、俺の被虐心がぎゅんぎゅんと疼いてくる。智駿さんになでなでされながらだから、余計に。智駿さんのペットになったような気分で、体の奥がじゅんっ、と熱くなってきた。 「梓乃くん。そんなに夢中で僕のものにキスして。僕の下着、梓乃くんの唾液ついちゃってるよ」 「す、すみませ、……あぁっ……」 「あはは。可愛い。直接舐めていいよ」 「んっ……」  アソコを足でぐちぐちされながらだからか、上手く唾液のコントロールができない。俺は智駿さんのチンコにちゅーをしているうちに、いつのまにか唇から唾液をこぼしてしまっていて、智駿さんの下着を唾液でべたべたにしてしまっていたみたいだ。  やっちゃった、と思うと同時に。すごくいやらしい気分になる。俺……ほんとに、智駿さんにはとろとろにされちゃうなって。俺、智駿さんの前ではこんなになっちゃうんだって。  俺ははーはーと上がる息に従うようにして、智駿さんのチンコを下着から出す。まだ完全に勃っているわけではないそれ。でも、俺はこれが欲しくて欲しくてたまらなくて――辛抱たまらず、はむっ、と智駿さんのチンコを口に咥えた。

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