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「んー……」
頭のなかが、幸せでいっぱいになる。あんまりやらせてはもらえないけれど、俺はフェラをするのが大好きだった。特に、こうして見下されながらするのが、ゾクゾクしてすごくいい。
智駿さんに頭を撫でられながら、俺は智駿さんのチンコを舐める。いつも俺をとろとろにしてくれているものだと思うと、舐めているだけでびりびりと舌が痺れている。いつもこれにイかされてるんだ……って考えるとどうしても精神的に屈服してしまうのだ。チンコにそんなこと考えているのは馬鹿なような気がするけれど仕方ない。
「は、ぁ、……んっ、んっ」
「梓乃くん、お尻寂しいんじゃない? さっきからヒクヒクしてるよ」
「ん……」
智駿さんはそんな俺を見下ろしながら、やはりにっこりと優しく微笑んでいた。ついでに、足の指でぐうーっと俺の穴を押し込んでくる。
お尻の穴も、随分と焦らされている。今の俺は智駿さんのチンコをしゃぶりたくてしょうがないけれど、お尻の穴もどんどん切なくなってきている。ズボン越しにこすられるだけじゃ足りなくて……俺は、急いで下を脱いだ。ベルトを外して、ズボンと下着を下ろして。そしてもう一度、穴を智駿さんの足にあてる。
「ん、ふ、……ぅ、ん……」
やっぱり……直接触られると、ゾクゾクするくらいに気持ちいい。俺のお尻の穴にぴたっと智駿さんの足の甲が吸い付いて、その触れた部分からじゅわーっと快楽が広がっていく。そのじわじわとした波は脳みそにまでたどり着いて、俺はぼーっとしてしまって……何も考えられない頭で、智駿さんのチンコを求めるがままにしゃぶり始めた。
「ん……」
根本まで咥えて、体を揺する。俺の口の中が智駿さんでいっぱいになっているのと、お尻の穴の刺激がすごいので、俺は一人で感じてしまっていた。智駿さんを気持ちよくしたいのに、なかなか、フェラに集中できない。
けれど、ちょっとずつ、智駿さんのものが堅くなってきている。俺はそれが嬉しくて夢中でチンコをしゃぶった。じゅぽ、じゅぽ、といやらしい音が頭の中に響く。
「んっ、ふ、……んんっ、……んー……」
「梓乃くん、上手。」
「んっ……!」
智駿さんの、おいしい。もうメロメロになりながらフェラをした。無我夢中になっていたから、それが智駿さんは嬉しかったみたい。嬉しそうに褒めてくれたから、俺は嬉しくなって体がきゅんきゅんとしてしまった。いつのまにか俺のチンコは勃っていて、先端からたらたらといやらしい液体が溢れている。お尻のほうまで伝っているから、俺のアソコはびしょびしょだ。智駿さんの足に跨って体を揺すっていると、ぬるっ、ぬるっ、といやらしい感覚がお尻の穴に伝わってくる。それが本当に気持ちよくて……俺は無意識に腰を振る速度をあげていた。智駿さんのチンコをむぐむぐとしゃぶりながら、お尻を振った。
「ほんと……やらしくて可愛い。梓乃くん、もう我慢できなくなってきたでしょ? おいで、気持ちよくしてあげる」
「智駿さん……」
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