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 がくっ、と大きく腰が震える。イってしまったせいで、なかがきゅうきゅうと締まって、白柳さんのものを奥へ奥へと呑み込もうとする。  布越しに、白柳さんの熱いものの形を感じた。挿入れられている、そう実感してもっと感じてしまった。自分の腹がひくんひくんと波打っているのがいやでも視界に入る。 「……だめなのか?」 「……、……は、……ぁ、っ……は、あ……」  白柳さんはナカに挿入れたまま、ぐ、ぐ、と腰を緩く振る。そうすれば前立腺が刺激されて、びんびんになった俺のものがぴくぴくと疼いてしまう。  白柳さんは少し残念そうな顔をしていた。俺が、何も答えられないでいるから。  白柳さんのことは好きだし、彼が俺を好いてくれているのもわかっている。俺が彼だけのものになれば、白柳さんも俺も幸せになれるのもわかっている。けれど、俺はすぐにうなずけない。  たぶん、白柳さんは俺がこうして困っていることに、とっくに気付いているのだろう。俺が決して、白柳さんのことが嫌いになったわけでもなく、なりふり構わず色んな人とセックスしていたいなんてこともなく、ただただ自分の中に渦巻いている不安に怯えているだけだと――それも、きっと気付いている。  気付いているから、こんなことを問いかけながらもこうして優しい。体には少し意地悪をしてくるが、口調はいつものように、頭を撫でるような優しい口調だった。 「……悪ぃな、俺ちょっと焦ってるみたいだ」 「白柳さ、……ぁんっ……!」  なんでかな、なんで普通の人みたいに一人の人を愛せないんだろう俺は――  そんなことを考えていると、ずるんっと熱いものが俺のなかを擦り上げる。いつのまにか、下着はずらされていて……隙間から、ナマのモノが挿入れられていた。  やっと、はいってきた……それがわかった瞬間に、ぷしゅ……と俺のものから噴水のように潮がふきあがる。

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