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第2夜 ①
(悠視点)
「あのさ、悠‥‥」 「何?」
遥が鞄のなかを漁りながら、
「今日はこれ、使ってほしいんだけど‥‥」
もごもごと言いながら見せてきたほれは、麻縄だった。
───まじかコイツ。
(結構激しい)俺とのノーマルセックスでは
飽き足らず、こんなモン持ってきやがって‥‥
俺の困惑は他所に、遥は麻縄を使ってのプレイを妄想し、楽しんでいるようだった。
「一応聞いておくけど‥‥その、遥が縛られる方であってるよな?で、どんなことしてほしいわけ?」
「うーん、どんなこと‥‥亀甲縛りとか?」
知らなかった。遥がこんなプレイをご所望だったとは。遥は少々Mっ気があるのかも知れない。
「わかったよ。その代わり、どんなプレイするかは全部俺に任せてくれる?」
遥がコクンと頷く。
「ん。じゃ、とりあえず服全部脱いで」
と命令すると、遥がボタンに手をかけ、服を自分から脱いでいく。
「さぁ、始めようか」
そういって俺は、微笑んでみせた。
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