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第3夜④
沢山の突起がついた、異様な形の玩具を蕾に押し当てる。
ツプ‥‥と音をたてながら、後孔が玩具を飲み込んでいく。
内臓が押し上げられる不快感と、突起が内壁を擦って生まれる快感が、一緒になって這い上がってくる。
「ハァン‥‥ う、あ」
自分で聞いていて恥ずかしくなるような、濡れたため息がこぼれる。
玩具の持ち手を持って、グチュグチュとナカで動かしていると、コリッとした感触が伝わってきた。
同時に、ビクッとからだが跳ねて、かん高い声が出る。
「あのー‥‥ お楽しみのところ悪いのですが、、イマイチ状況が飲み込めてないというかなんというか。」
遠慮がちに、悠が話しかけてくる。
しかし、今の状態でマトモな返事をできるわけもなく、ハァハァと息を切らすだけで、結局、無視をしてしまった。
「遥、アナルになに入れてんの?指じゃないのは明らかだよね?」
「ン‥‥ハァ、ハッ
バ、バイブ‥‥ おちんこのぉ、形したバイブ、いれてる‥‥ンッ」
「ふぅん‥‥ 遥、そんなの持ってたんだ。
今度一緒に使ってみるか。
で、スイッチいれないのか?」
電話越しで悠は、悪魔のような微笑を浮かべているのだろう。
少し笑いを含んだ声が、実に官能的で、うっとりと聞き惚れてしまう。
「ア‥‥入れる、スイッチ入れます‥‥」
カチッとスイッチを入れる。
振動の強さを“弱”に合わせて、悠の次の指示を待つ。
微弱な振動では満たされず、かえって欲を掻き立てるだけだ。
自然と腰が揺れ、甘い声が漏れる。
「もっと深くまで挿せるだろ、そのバイブ。ほら、限界まで進めろよ。」
普段とは違う冷たい声にゾクリとする。
俺はバイブの持ち手を再びつかみ、バイブを奥へ、奥へと挿入する。
ブブブブ‥‥と、バイブの規則的な音と、ヌチャヌチャと粘着質なローションの音が、俺の耳を犯す。
と、突然指がスイッチに当たり、カチッとスイッチを押してしまった。
振動が急に“強”になり、快感で頭がクラクラする。
「アッアアンっ も、らめぇ‥‥ イッちゃうぅ」
「もうイくの?ずいぶん早漏だなお前‥‥。
バイブはもっと奥、一番奥まで突っ込め!それから、乳首を摘まんで、引っ掻いて‥‥」
「あ、ひぅ‥‥や、ぁ あたま、ぉかしくなっちゃう‥‥」
うわ言のように呟きながらも、悠からの命令はきちんと実践する。
両の乳首をつまみ、指のはらで押し潰す。
ピンッとたった乳首は押してもなかなかつぶれてはくれず、もっと強い力でグリグリと押し付ける。
先端を軽く指で引っ掻くと、からだがビクリと動く。1度では飽きたらず2度3度と同じように、真っ赤に熟れた乳首を引っ掻く。
そして、バイブを勢いよく押すと、一番奥をついた。
瞬間、ぺニスから白濁が飛び出し、顎がガクガクと震える。
震える手でバイブを引き抜こうとすると、電話から制止の声が聞こえた。
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