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第5夜 ①
今夜は、僕の恋人、悠の家で二人で飲んでいる。
悠とは毎週のように顔を会わせているが、こうやって顔を突き合わせて飲むのは久しぶりだ。
悠も僕もだいぶと出来上がってきて、呑みもそろそろ佳境だ。
「遥ぁ、顔赤くなってる。酔ってんな~?」
頬をすりすりと撫でられる。
よ、酔っ払いが絡んでくる‥‥。
と、いうか。
「悠お前‥‥なんで勃ってんの?」
「恋人のかわいい顔見て勃つのは、男としてフツーのことだと思うけどなぁ」
「どうすんだよそれ‥‥
トイレ行って熱冷ましてこいよ」
「え、遥、なんでそんなに塩対応?
てっきり、フェラでもしてくれるものだと。
そして、あわよくば‥‥‥‥」
あわよくばって、何だよ。
いや、悠とその‥‥するのは嫌じゃないけど、急に言われても心とか、後ろとか、いろいろ準備しなきゃだし‥‥‥‥
「僕は今日は飲むだけだと思って準備してない。だから今日は無理かな」
「‥‥‥‥!今からすりゃいいじゃん!な、な?」
そんな、テストの点数を誉めて欲しい子供みたいな顔で迫られても‥‥
「わ、かった、わかったから離れろって。
風呂、俺は長引くだろうから先入ってきて」
「‥‥‥‥!
一緒に入りゃいーじゃん?いつも、どうやって準備してふのか見てみたいし。」
また。その誇らしげな顔はいったい何なんだよ!
「は?風呂でヤんの?嫌だよ。」
「ヤるとか、そんな、見も蓋もないな‥‥
遥ちゃんの口からそんな言葉が出るなんて!
お母さん悲しい‥‥
さ、風呂はいろ」
僕の意見はガン無視され、二人で風呂に入ることになった。
悠は上機嫌で、鼻歌を歌いながら衣服を脱ぎ去る。
いつも見ているけれど、悠の裸を改めて見ると、やっぱり男らしいカラダだなと感心する。
少し日焼けした健康的な肌に、筋肉質だがするりと細長い肢体。
週2でジムに通っているらしく、腹筋も割れている。ほとんど無意識に、悠のその鍛えられて割れた腹筋を触る。
「な、何?急に。お腹なで始めて。ちょっとくすぐったい」
「ん?いや、いいカラダしてるよなぁと思って。」
それに比べて、自分の身体はと言うと。
真っ白な肌は病弱な印象を与え、華奢な手足がさらに助長する。
女の子だったら、人形みたいでかわいいのかも知れないが、男の自分としては、もっと引き締まったカッコいい身体になりたいと思う。
ネガティブ全開で風呂に入ると、悠はもう身体を洗い終えていた。少し、速くないか?ちゃんと洗ったのかな
僕も体を洗い終えると、二人で湯船に浸かる。
いくら僕が小柄だからといって、大人の男二人で湯船に浸かるには、少々無理がある。
肩まで浸かりたいのに。
すると、背後から手が延びてきて、股間を荒く揉まれる。
「ちょ、まだじゅんびしてないからっ‥‥‥‥っ!ぁん‥‥」
「そういや、そうだったね。
ここで大人しくしてるからごゆっくり
どうぞ。」
うぅ‥‥。そんなこと言われても。
まあ、仕方がない。やるしかないんだよなぁ
指を少し舐めて唾液を絡ませる。指を後ろの孔に持っていって、入り口をツンツンとつついてみる。
いつも、ここから中に指を入れるまでの間で、なかなか踏ん切りがつかなかったりする。
今日は酒のおかげか、少しつついただけでもうヒクヒクと反応している。
ツプ‥‥とアナルに指をいれ、僕は恋人が見ていることも忘れ、夢中で後孔を解していった。
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