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第5夜 ③
「‥‥!ぁ、まってまって、やだっ
なんか変‥‥‥‥だから
あ、ぅ‥‥」
ヤダヤダと、目に涙をためて首をふるが、征服欲をかきたて、かえって腰が速くなってしまった。
「アっあっひ、ぁん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
も、出ちゃうから、やだっやだって」
堪えろ自分。こんな醜態を晒したら、さすがの悠も引くかもしれない。
いやだと言われながら犯すのはばつが悪いのか、悠は僕の口を塞いだ。
口の端からこぼれそうになる唾液を舐めとり、角度を変えつつ荒々しく貪る。逃げる舌を捕まえて、自分の舌を絡ませる。
ゆるゆると腰をふりながら、激しく接吻する。とてつもなく甘美な時間だ。
「んふっ‥‥‥‥クチュッ。ペロッ‥‥ピチャピチャ
ぁ、んんっ!ふぁ‥‥‥‥チュッ」
口のなかが熱くて、舌も歯も溶けそうだ。もう嫌だと口にする気力もなくなり、唇を噛んで快楽に耐える。
くぐもった喘ぎが余計に恥ずかしくて、顔を赤くする。
「んっ!んぅ‥‥は、あぁぁぁ、、、」
前立腺を擦られたり、もっと奥まで挿れて、重量を増したぺニスで突き当たりをなぶられたり。
巧みに攻め立てられ、我慢の限界がくる。
「やらっ!も、ゆるして‥‥‥‥‥‥
出ちゃうから‥‥‥‥ああぁぁぁっ!」
悲鳴にも似た絶叫でフィニッシュ。ほぼ同時に、悠も白濁を僕のナカに吐き出す。
ハァハァと荒い息をしながらも、休むことは許されない。ここで力を抜いてしまったら、もう‥‥‥‥‥‥。
ズルッ
と、悠は一気にぺニスを引き抜いた。アナルが喪失感にキュッと締まる。
しかし、引き抜かれたその一瞬、僕はふいに力を抜いてしまった。すると
チョロチョロチョロチョロ‥‥‥‥‥‥
「え‥‥遥?」
「やだ‥‥見ないで!やぁ‥‥‥‥」
お漏らし、してしまった。酒のせいだろうか。そんなことはないか
こういうときに限って、長いこと止まらなかったりする。ショロショロと音をたてながら、シーツを濡らしていく。あぁ、人の家のシーツに僕はなんてことを。
悠を見上げると、排泄中の僕をじっと見つめていた。
ほとんどの人間が見られることを嫌う、少し秘密めいたこの行為を、僕は恋人に見られている。
恥ずかしさで死にそうになる。
「引いたか?
でも僕はちゃんと出るって言ったからな‥‥」
「引くどころか!むしろもっと見たいと言うかその‥‥‥‥‥‥」
「かわいかった」
耳元でそう囁かれる。
穴があったらすぐにでも入りたい。
「変態!もう知らない!」
そう言って僕は、辛うじて洪水の被害にあわなかった布団をかぶり、恥ずかしさにひとりで悶絶した。
しばらくは口きいてやんないからな!
と、思っていたがそのまま寝落ちして、起き抜けに悠が作った朝ごはんの匂いにつられて、あっさり布団から出てしまいましたとさ!
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