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第6夜 ①
(遥視点)
12月。年末年始で浮かれぎみな恋人たちが街をが闊歩する季節。
「遥!1年で最後のお願いです。
これを着てください!」
好きな女子に告白する中学生男子よろしく、頭を下げて件の品物を掲げる。
「‥‥‥‥‥‥は?」
なんだこの衣装は!
手渡されたものは、真っ白なナース服だった。
なぜ、こんなものを。
聞けば、会社の忘年会の、ビンゴの景品で当たったのだと言う。よっ!色男!と再三冷やかされたのだとか。
「せっかくもらったんだから、遥に着てもらおう!みたいな‥‥‥‥‥‥?」
「着ません」
「デスヨネー」
まったく。なんてもの持ち帰ってきてるんだ。返してきなさい!
と、そのとき、悠が突然抱きついてくる。
顔を近づけて、見つめあい、接吻をする。
クチュッ‥‥‥‥‥‥ん、ふ
静かな部屋にリップ音だけが響く。
「な、遥‥‥。お願い」
この男は本当にズルい。僕が断れないことを知っていて。
「‥‥。変だったら、すぐに脱ぐからな。
笑ったりするなよ」
「やった!遥、愛してる」
チュッとおでこにキスをされる。
僕はつくづく恋人に甘いらしい。
「これ、サイズおかしいんじゃ‥‥
お尻、半分くらい見えてるし」
「一応、フリーサイズだから大丈夫だろ!たぶん」
や、男が着ることは想定してないと思う。
悠はしゃがんだまま僕に近づいてきた。そして、ナース服の裾をペロリとめくりあげる。
スカートめくりなんて、小学生がやることだろ。
「……遥くん、その、パンツは…」
「男物が見えてたら萎えるだろ?」
「はー…うちの子は全く、これで無自覚なんだよなぁ。いつの間にこんなエッチになっちゃたのか。」
性器が露になる。慌てて服の裾を引き戻そうとするが、悠が裾を持ったまま力をいれているため叶わない。
恥ずかしい。女物の服に身を包みながら男性器
を丸出しにするなんて。
ユルユルとその露出したモノを扱かれる。次第に蜜が滴り、頭かゆっくりと持ち上がる。
そこでようやく悠は裾を離した。
勃ち上がったソレに押し上げられ、丈が短いのもあるせいか、裾をめくられていなくても性器が見えそうだ。
服を濡らして次の愛撫を待つ。
「エッチな看護師さんだな」
ボソッと耳元で悠の声がする。
「ベッド行こうか」
こくりと頷いて、手を繋いでベッドルームへ行く。
移動しながらふと考える。
エッチの時にナース服を着るのはよく見るけれど(AVの中で)、実際、どんなプレイをするのだろう。
注射をしたりカテーテルをいれたりというハードなことを想像するが、たぶん違う。
相手は患者という設定なのか、はたまた医者なのか。
どちらにせよ、奉仕するようなことが思い浮かぶ。
そうか。奉仕だ────────
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