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触れてもいないのにすっかり勃ち上がったモノ。メグ先輩の長く綺麗な指は先端から液体を零すソコを通り過ぎ、蕾に触れる。
自分でも気付いていなかったのだが、蕾からはとろとろした蜜が溢れていた。
「ハル、本当にオメガになったんだね」
メグ先輩は嬉しそうに微笑み、そこから溢れる蜜を指に絡ませた。
オメガになったら、発情期の際は女の子のように秘部が濡れる。そのことを今更ながらに思い出した。
俺はオメガになったんだ。あんなに拒んでいた、オメガに。
「俺、メグ先輩の番に……なれる?」
「なるんだよ」
優しく甘いけれど、芯のある力強い声。まだ自信の無い俺を安心させるには充分だった。ゆるゆるな涙腺からまたひとつ、涙がこぼれ落ちる。
するり、メグ先輩の指が蕾を撫で上げた。その動きの意味を理解できないはずもなく、火照った頬にさらなる赤みがさした。
「いれていい?」
「ん……っ」
メグ先輩の問いかけに頷けば、軽めの異物感が押し寄せた。
けれど、それはもちろんメグ先輩のすらりと綺麗な指。そう思えば、その異物感さえも愛おしくなる。
「っん、ぅ……っあぁ!」
「ここかな? ハルの弱いところ」
「あっ、やめ、ソコばっか……!」
「ほら、たくさん濡れてきた。気持ちいいんだね」
いつの間にか増えた指がいったりきたり、その度に前立腺に触れ、あっさりと快感の波がざわめきたつ。
くちゅくちゅと、耳まで届く水音に興奮が昂ってしまう。わざと大きくたてられているとわかっていても、止まらない。
「すごいね、指だけでイッちゃいそう」
「や、だめ……っ、だめっ」
「イってみる?」
「っやだ、むり、こわい……!」
なんて首を横に振るが、おそらく絶頂を迎えるのも時間の問題だろう。発情期だから、通常の何倍のも快感に襲われる。それこそ、初めてでもナカだけで絶頂を迎えられるであろうくらいに。
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