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でも、俺はそれが怖い。大きすぎる快感も、それに悦びを覚え従順な身体も。
なにがとは詳しい言葉にしていないが、メグ先輩は俺が怖かっているのがわかると、宥めるように額に口付けをくれた。
そして、蜜を溢れさせているモノに触れ、ゆるく上下に動かし始める。
「あ……、やぁ、んっ……!」
「これならイけるよね。ハルの可愛い顔、見せて」
「や、だめ……っイ、きそ……っ」
「ねぇ、ハル?」
「――っあぁ……!!」
メグ先輩の指の動きが大きくなり、艶やかで刺激的すぎる声が耳元で囁かれた。
次の瞬間、まるで女の子のようなソプラノの声が喉から溢れ、絶頂を迎えた。白濁がぴゅくりと飛び出し、腹を汚してしまう。
ビクビクと余韻に震える身体、スッキリとしたはずの頭の中に今だ大きく広がる熱と靄。
久しぶりの感覚で身体と思考が追いついていないようだ。満たされたはずなのに熱くて仕方ない。
まだ、足りない。
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