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メグ先輩はそれを見越しているのかどうなのか、タイミングよく張りつめた俺のモノに指を絡めた。
「それ、だめぇ、イくっ」
「俺もそろそろ、ヤバい……かな」
「あ、あァ、もぅ、恵利さん……っ!」
「遙世、大好き。愛してるよ。もう、離さないから……」
「――〜っ!」
ピリッと首筋に痛みが走った瞬間、目の前が真っ白に染まった。
声を出すのもできないくらいに感じてしまい、息が止まる。
あったかい。メグ先輩の、愛おしい欲望の熱。
はぁはぁと肩で呼吸をしていると、動きを止めて俺を見下ろすメグ先輩と目があった。
メグ先輩はハチミツを溶かしたような甘い瞳のまま、そっと俺の首筋を撫でる。
「なったよ、番」
「っ、ほんと!?」
驚いてメグ先輩に問いかけると、笑い声をもらしながら頷かれた。
そして、手をとられ、首筋へと誘われる。指先が感じたのは、確かに番った証拠である、噛み跡だった。
「うなじだと、遙世は見えないでしょ?」
なんて無邪気に微笑むから、さらに涙が溢れてしまう。
それを優しく拭ってくれるメグ先輩の指先から伝わる愛情に、胸がいっぱいになる。
「恵利、さん……っ」
「愛してる。ずっと、大切にするから」
「俺も、恵利さんのこと……っ、愛してる! 大好きっ」
メグ先輩にぎゅっと抱きつくと、柔らかな笑い声が耳元で聞こえた。
そして、首筋にメグ先輩の舌が這い、たくさんのキスが刻まれていく。
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