194 / 287
第194話 甘い果実 ※
銀ちゃんの男根がゆっくりと押し込まれ、亀頭が入った瞬間、ぱちゅんと一気に刺し貫かれる。
「ああっ!はぁっ…、あ…んっ」
「くっ…」
俺は大きな刺激に、先端から少し白濁を溢れさせた。
銀ちゃんは、イきそうになってるのを堪えてるのか、俺を抱きしめて動かない。俺が、震える腕を首に回すと、苦しそうに笑った。
「はあっ…、やばい。入れただけでイきそうになった。気持ち良すぎ…」
「んぅ…、ずるい…。イっていいのに…っ。俺、ちょっとだけ出た…」
「ふっ、可愛いやつ…。ほら…動くぞ」
俺の唇にキスを落とすと、銀ちゃんが緩く律動を始めた。大きく硬い男根で内壁をごりごりと擦られる快感に、俺は顎を仰け反らせる。高い声を上げ、銀ちゃんの腕を掴んで足先に力を入れた。
もっと奥に来て欲しくて腰を揺らめかせてると、銀ちゃんが、ぐいっと俺の尻を持ち上げて、上から突き刺すように打ち付け出した。
「はあっ!やっ、は、げし…っ、あっ、あっ」
俺は目に涙を溜め、涎を垂らして頭を振る。俺の先端からは常にとろとろと蜜が溢れ、銀ちゃんの動きに合わせて性器が俺の腹に当たっていた。
「あっ、あぅ、ぎ…ちゃ…んっ…」
銀ちゃんの名前を呼んで手を伸ばす。銀ちゃんが一旦動きを止めて、俺の背中に手を入れて起こした。
「あっ、あん…、だめ…ぇ」
自身の体重で、大きな屹立が更に奥に突き刺さる。でもこの体勢は、ぴたりと身体を合わせれるから大好きなんだ。
「凛…愛してる」
「んっ、俺も…あ、あい…愛してる…」
「ふっ…」
すぐ間近にある顔を見ると、とても綺麗な笑顔で俺を見ている。俺の唇にしっとりと吸い付いたと思ったら、腰を掴んでがつがつと下から打ち付け始めた。
俺は振り落とされないように、銀ちゃんの首に必死にしがみ付く。でもとっくに限界がきていた俺は、高い声を上げると、勢いよく白濁を飛ばした。
「ああっ!あっ、はあ…っ、んっ…」
四肢を震わせて、快感の余韻に浸る俺の最奥に、ぐっぐっと腰を押し付けながら、銀ちゃんが大量の飛沫を吐き出す。その刺激にも俺は腰を震わせた。
ぐったりとした俺を胸に抱き寄せて、銀ちゃんが俺の首に顔を埋める。すんすんと匂いを嗅いで、いつものように「甘い…」と呟いた。
「ああ…、おまえはやはり甘くていい匂いがする。おまえは全てで俺を魅了する。はあ…、この匂いを嗅ぐと俺は…」
「えっ、ちょっ、まっ……、やっぱり…?」
俺の中で急速に大きくなる男根に、思わず抗議の声を上げる。でも、絶対にこうなるだろうとわかっていた俺は、銀ちゃんに軽く口付けて、中にある形を確かめるように、ゆっくりと腰を動かし始めた。
ともだちにシェアしよう!