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第9話 candy hive. -5/E-

興奮して全身真っ赤な発情状態なギョクの素直なお願いに、俺、頑張っちゃおうかな! ギョクを抱き寄せて下に押さえつける様にしつつ、俺はペニスを上向きに力を加えて下肢を揺らす。 その行為にギョクは俺にしがみ付いて泣きながら、触っても無い自身のペニスから白濁を解放していた。 「……ぁ……ぉ、く……撫でられてりゅぅう……! んぁ、んぁああ……、ぁ、あぁ、ぁっ!」 発情感が高まって、敏感な上に色々"ゆるく"なってきた様だ。 愛しい愛しい番の変化。 イき痙攣をしているギョクの唇を啄ばみ、塞いで舌を絡めて唾液も息も分け合う。 幾度も、何度も、飽く無く……。 そしてふと視線を向けた先のカーテンの隙間から僅かに見える、煌々とした"月"。 「…………」 ―……月には"ウサギ"と"男"と……あと何だ? 蟹? 蛙? まぁ、一緒に月に住んで居るなら、月の男もウサギの餅つきペッタンにお誘いを受けているかもしれねーし。 地上の"月"の玉兎の"男"の俺は、"俺を凝縮した"巣にお呼ばれして、昼夜問わずに俺の上で跳ね遊ばせてますが。 「―……平和、だなぁ……、ギョク」 「……? ……ぅ、うン! へいわぁ~」 「ずっと、こうだと、良いな」 「うん、ずっと、ずっとカンナと平和!」 「ああ、平和だ」 そうして今回も、玉兎の自信作の甘ったるい巣で、手を繋いで俺達は平和に跳ね遊ぶのだ。

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