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第11話 愛にまみれて -2-
「―……蜜流くん……」
はだっ……裸エプロン……だと!?
「天衣……そのエプロン……」
「お帰り、蜜流くん。……うん、そう……蜜流くんのエプロン……」
―……料理部所属の俺、『黒川 蜜流 』。
俺のシンプルなエプロンは前掛け状態のもので、下の布面積が少ない。
その少ない布を突く様に天衣のペニスが既に立ち上がっていて、先端部は色が濃くなり濡れていた。
俺は布の上から先端に愛撫を加える事にした。
先走りでヌルヌルした向こうの熱いペニスの先端を吸い舐め、俺の唾液を布に含ませてく。
「ぅぁ……、ン、ンっ! は、ぁ、あぁ……っ」
俺の愛撫に天衣から甘く掠れた声が漏れ、震えながら上半身を左右に小さく捩る。
上半身は"イヤイヤ"と弱々しく主張しながら、下半身は従順に俺へ捧げている天衣。
本当、可愛い……俺だけのオメガ。
さて……
"俺"人形は俺で出来ている。正しくは、俺の私物で出来ているのだ。
普段から俺の古着を駆使して"ガワ"部をチマチマと製作して、こうなるとその身体の中に色々つめて自分の近くに置くのだ。
俺の枕と最近愛用していたデカいクッションが無い事から、今回の中身に変化したと推測する。
そしてこの天蓋は別に……多分、天衣が乙女趣味だから……って訳では無いと思うが……
「すげ……天衣のフェロモン止まってンな」
「僕には蜜流くんの匂いが充満してるんだけど……?」
「んじゃ、お互いウィンウィンでいいんでない?」
「ウィンウィン? うん、そうだね。うん」
……まぁ、この天蓋も天衣作なんだが。
言いながら俺はエプロンの上を脱がせて天衣の白い胸に唇を寄せ、赤く自己主張している尖りに吸い付いた。
"ちゅぅ!"と吸えば、天衣が俺の頭を両腕で抱え込んでたくさん名前を呼んでくれる。
お互い夢中で求め合い、その間に俺は天衣を支えながら撫で、蕩かす。
そうしてから、天衣に願い出て俺は自身を蕩かして貰う。
「―……ん、んぅ、ちゅぷ、ちゅぷ……」
「天衣は準備が上手だね。すごく気持ち良い……」
「ちゅぶッじゅぶっ……じゅ、じゅるっ……」
天衣が俺のを丁寧に全体くまなく愛撫してくれる。
熱い舌で先端に湧き出た先走りを舐め取り、そこをぐじゅぐじゅと刺激して強請る。
そして俺の準備を手伝ってくれる天衣の頭をイイコイイコする様に撫で、少し余裕がある段階で次の行動に移る。
それは……
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