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第16話 ハニィカムカム -2-
「真樹、これが今回の巣か」
「ウン……透也。透也のでいっぱいにしたの」
言う先にあるのは、オメガの真樹が用意した『巣』。
そう。俺の番の真樹は『巣作りするオメガ』なのだ。
今回で三回目の巣。……つまり、三回目の発情期。
有るだけの胴着と竹刀。防具は離れに置かないから、それらは無い。
そして手ぬぐい、下着、靴下……様々な衣類。
見れば、三日ほど前から洗濯籠に放り込んだ衣類が全てある。
多分だが、発情準備に入った身体が"ニオイ"を求めてここに組み込んだのだろう。
ペニスを擦り付けていた竹刀の持ち手の方に何故かゴムが被せられていた。
俺は「?」と思って見ていたら、真樹が顔を真っ赤にモジモジと理由を話し始めた。
「あ、あのね……透也の竹刀……で繋がる準備しようと思ったの……。でも、上手く出来ないの……透也ぁ……」
な、何だと!? 竹刀をアナルに挿そうとしたのか!?
「……自分じゃ怖くて……指を一本しか入れられないの……」
中性的な顔立ち……まだ年少な雰囲気が強い番の悲しげに潤む双眸に、俺は彼の望みを叶えてやる事にした。
彼を四つん這いにし、尻たぶを自身で開かせ、既に先走りで濡れていた柄をアナルに……
―じゅ……ぶぶ…………じゅぼ……じゅぶっ……じゅぼッ、じゅぼッ……
「きゃぅ! ……ン、んッ! ンぅうッ」
「ほら、俺の練習用の竹刀だぞ、真樹……」
おかしな話だが、アナルから出ている長い部分が動物の尻尾の様に見えてきた。
そして俺は竹刀を動かして真樹のアナルを解し始めた。
オメガのアナルは普通の男のアナルとは違い、"濡れる"。
「ッ……きゃぁう! はぁ……はぁッ……透也のっ、透也のぉ……!」
真樹は俺に竹刀で突き弄られ、興奮して白濁をペニスから放つと前屈みに倒れた。
赤く染まった身体を痙攣させて、竹刀を咥えているアナルには男オメガ特有の蜜液で出来た泡が……。
そして、"ぎゅ! ぎゅ!"と懸命に吸い付く内部から俺の竹刀の柄を取り出したら、その太さに"ぱく"っと開き、ヒクヒクと綺麗な桃色の内部を晒すアナルが出来上がっていた。
俺はソコに自分の唾液で濡らした指を三本、試しに入れてみた。
するとまだキツイ目だが直ぐに俺の指に温かな内壁で吸い付き、大分良い解れ具合……。
そこで俺は走って汗を吸った衣類を全て巣の中に脱ぎ置いた。
次に真樹が着ている俺の胴着を脱がせば、白い肌と共に露になる桜色の胸の飾り。
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